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『妹背の桜 -衣通姫伝説異聞-』 紹介

『妹背の桜 -衣通姫伝説異聞-』 小説(歴史・恋愛)


<作品紹介>
 古代史を彩る、絶世の美少女をめぐる悲恋叙事詩、衣通姫(そとおりひめ)伝説。彼女に関する古事記と日本書記の記述は、なぜ食い違っているのか。その謎に迫ったある仮説を、小説にしてみました。
 平安時代、ある大王(おおきみ)の治世に、その美貌が衣服を通してでも輝くように見えることから「衣通姫」と呼ばれる女性がいた。
 彼女は、禁忌を犯して、ある男性と恋に落ちる。だが、その恋はやがて、国家を揺るがす大事件へと発展していく。
 それは、避けられぬ運命だったのか、それとも、仕組まれた悲劇だったのか。
 そして、真実は封印され、伝説が残る――。

<ご注意>
 この作品は、近親相姦をテーマとして取り扱っています。また、表現上の必要から、15歳未満の方には不適切な内容や、残酷な描写が含まれています。閲覧には、ご注意ください。
 この作品は、古事記及び日本書紀の允恭天皇、藤原琴節郎女、木梨軽王子、軽大郎女王女に関する記述をベースに、源氏物語と伊勢物語から着想を得た架空の物語であり、史実を記載したものではありません。また、前記の作品群の一部を模倣あるいは流用している部分があります。

<本文>
 各章をクリックすると、本文が表示されます(新しいページ(タブ)で『小説家になろう!』サイトにジャンプ)

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第一章
「桜彩」
「花宴」
「朧月」

第二章
「野宮」
「葵祭」
「運命」

第三章
「若菜」
「少女」
「幻月」

第四章
「野分」
「白虹」
「氷雨」

第五章
「澪標」
「流離」
「空蝉」
「雪華」

終章
「風詩」



 【画像提供】 幻想素材サイトFirst Moon http://www.first-moon.com/
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コメント
154: by 八少女 夕 on 2013/02/09 at 07:36:23 (コメント編集)

こんばんは。二度目の感想文トライです(笑)

一氣読みしましたけれど、したくなくても一氣になっちゃう話ですね。

まずは、現代の感覚を持ち込むと異常に思えるインセスト・タブーですが、この時代で言うと主役の二人は「ちょっと待った」だけれど、たとえば風花王子と橘花王女だったらむしろ奨励されていたように、感覚そのものがちょっと違う事を改めて考えなくてはいけないかなと思って読みはじめたのです。でも、話はそんな単純なインセスト・タブーに留まらず「えっ。ちょっと待って、いったい何重の……」と最後まで期待を裏切る作りになっていた所が、同様の題材を扱った作品とは大きく異なるのかなと思いました。

スイーツの飾り方や、挿絵の用意の仕方などで、TOM-Fさん女性説に大きく傾きつつあった私ですが、これを読んだら、「やっぱり男性じゃないかな」と大きく振り戻りました。このヒロインの持ってき方は、作者が女性だとしたらかなり珍しいタイプです。正直に申しましょう。このヒロインは、実際にいたら女には毛嫌いされるタイプです。たいていの男性は文句なしに好きでしょうけれど。女性読者は、90%が橘花王女に感情移入するでしょうね。私も90%にはいっちゃっています。何ででしょうね。桜王女だって可哀想な目にも遭っているんですけれどね。たぶん、「一人じゃなんにも出来ないの」というオーラを放出しておきながら、いざとなると誰よりも素早く男をキャッチする天性の行動力が嫌われるんじゃないかなあ。

ヒロインの好き嫌いは別として、本作はものすごく「引っ張られる」作品でした。説明が難しいのですが、読んだ直後に、作品を書こうとするとこちらの世界観が引っ張られて上手くいかなくなるという感じです。もの書きとしては全くありがたくない引力ですが、読者としてはこういう作品は読み応えがあって素晴らしいと思います。

「フェアリーテイルズ・オブ・エーデルワイス」「あの日、星空の下で」とこの「妹背の桜」三本ともまったく違う世界の話ですが、それぞれに楽しませていただいています。これからも楽しみにしています。

155:Re: タイトルなし by TOM-F@管理人 on 2013/02/10 at 01:10:36

八少女夕 さん

「妹背の桜」への感想、ありがとうございます。

 特殊な内容の話なので、正直いって受け入れてもらえるかどうか不安でしたが、一気に読みきっていただけたとのことで、ほっとすると同時に、とても嬉しい気持ちになりました。
 本作では、ジェネティック・セクシャル・アトラクションをテーマにしていますが、昔はほんとうに、現代からは想像もできないような価値観があったようです。当時は、兄弟姉妹とはいえ、あまり顔を合わさずに成長することが多かったようで、それも原因なのかもしれないと考えています。
 たんなる恋愛小説ではなく、「衣通姫」と呼ばれた二人(?)の女性の謎を追うことを最大のテーマにした、歴史推理小説という意味ももたせました。そうとうに悪どい叙述トリックも仕掛けましたので、そこも含めて楽しんでいただけたのなら、作者として冥利に尽きるというものです。
 桜は、自分でも「女性には嫌われる子だろうな」と思いながら書きましたので、当然、好き嫌いは分かれると思います。ちょっとあざとすぎたかな、とは思いますが、彼女には、男性(あるいは誰か)に依存しないと、自分のアイデンティティを保てない、という人物像を与えました。でなければ、さすがにああいう人間関係にはなりえないので。
 作品のもつ世界観について、お褒めの言葉をいただいて、すごく嬉しいです。この作品は、解説にも書いたとおり、古事記、日本書紀、源氏物語、伊勢物語のいいとこどりをしたようなストーリーですので、その物語たちがもつ力が、そういう印象を与えたのだと思います。いやはや、古典恐るべし、です。

 これからも、よろしくお願いします。

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