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Renaissance NARUTO Resort

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 広々としたツインルームの窓から、遠く水平線が見渡せた。

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 黄昏時、海面のさざなみが金色のきらめきを撒き散らす。冬のビーチには、散歩をする人の姿もない。
 部屋に飾られたクリスマスツリーのイルミネーションが窓に映る頃、ディナーに出かけた。

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 ディナーは、同行者の希望を入れて和食バイキングをチョイスした。
 地元の食材を活かした料理やデザートをたっぷりとお腹に納め、サービスのクリスマスケーキで締める。
 南欧風の造りのホテルの一角に、卯辰の町並みが再現されている。縁日の屋台を模した常設のイベント会場だ。食後のお楽しみに、立ち寄ってみた。屋内にあるので、外の寒波も関係ない。夏祭りのような射的や当て物や駄菓子に、まるで子どものように目を輝かせる同行者。いつの間にか、景品の袋が大きく膨らんでいた。

 ホテルには、天然温泉を引き込んだ大浴場が二か所ある。最上階の展望大浴場と一階の露天風呂だ。
すでに日が暮れて久しいので、展望大浴場に出向いた。
まろやかな肌触りの温泉に浸かると、今日一日の疲れが消えていく。やはり、温泉はいいなと思う。窓を曇らせる湯気を払うと、真っ暗な海上を滑るように行きかう船の灯りが見えた。
 部屋に戻ってベッドに潜り込むと、まもなく睡魔が襲ってきた。もう少しリゾートホテルの夜を楽しみたい誘惑も、睡魔には敵わなかった。

 早起きをして、露天風呂に出かけた。
 少し熱めの湯に浸かりながら、朝焼けの海を眺める。冷たい空気に、眠気が払われていく。

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 朝食は、昨日と同じレストランで、やはり和食中心のバイキングだ。
 それでもホテルらしく、パンやシリアルやヨーグルトも置いてある。ボイルソーセージ、サラダ、テーブルロール、ヨーグルトを載せたフルーツカクテルという洋食風のプレートの中で、オムレツ代わりの出汁巻き玉子が異彩を放っていた。同行者は、若布うどんや干物や卵焼きなどをおかずにして、ご飯を食している。しごく、ご満悦の様子だ。バリスタで淹れたエスプレッソに、ミルクをたっぷり。即席のカプチーノで、サンドイッチバイキングに行けなかった心残りを飲み込んだ。
 大きなガラス窓の向こうには、太平洋に通じる海峡が、冬とは思えない青さで広がっていた。

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