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スティーブ・ジョブズと一期一会

 去る10月5日、アップルの前CEO、スティーブ・ジョブズ氏が死去した。享年56歳、死因は膵癌だと言われている。まずは、故人の冥福をお祈りしたい。
 スティーブ・ジョブズがIT業界に残した功績は計り知れないが、一方で、破天荒な生き方をした人物としても知られている。例えば、アップル社のCEOだった頃は、基本給与を年に1ドルしか受け取らなかったという話しは有名だ。
 私も、アップル社の製品(MacBook Air)のユーザなので、少し興味を持って調べてみたら、彼の語録が見つかった。そのなかに、気になったものがいくつかあったので、紹介してみたい。

『自分はまもなく死ぬという認識が、重大な決断を下すときに一番役立つのです。なぜなら、永遠の希望やプライド、失敗する不安…これらはほとんどすべて、死の前には何の意味もなさなくなるからです。本当に大切なことしか残らない。自分は死ぬのだと思い出すことが、敗北する不安にとらわれない最良の方法です。我々はみんな最初から裸です。自分の心に従わない理由はないのです』

『あなた方の時間は限られています。だから、本意でない人生を生きて時間を無駄にしないでください。ドグマにとらわれてはいけない。それは他人の考えに従って生きることと同じです』

『墓場で一番の金持ちになることに何の意味がある。毎晩寝る前に「今日は素晴らしいことをした」と思えること、それにこそ価値がある』

 どうだろう。
 私は、そこに、すでに私たちが失ってしまった哲学を見た気がした。
刹那的だと読み取れるかも知れないが、それは「般若心経」の精神や、「一期一会」の心がけに通じるものである。スティーブ・ジョブズは禅宗に傾倒していた仏教徒であったため、このような精神に至ったのだろうが、実際に人生や仕事に活かしたという点で、尊敬に値するといえるだろう。
 私も、禅宗の精神世界に興味があり、少しは学んでいるつもりではあるが、それを自身の人生や仕事に活かせているかというと、じつに心もとないのである。
 では、自身に対する戒めの意味も含めて、最後にもうひとつ。

『仏教には「初心」という言葉があるそうです。初心を持っているのは、素晴らしいことだ』
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