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小説『ソラへの階段』 ツィッター小説

JR神戸線の某駅から見上げた階段に心を奪われて、スマホで撮影してみた。
自画自賛で恐縮だが、案外、いい感じの写真になった。

そして、それを眺めているうちに、いつもの超短編小説が思い浮かんだ。

月並みなモノだが、よろしければお楽しみいただきたい。


 170830-01.jpg

 『ソラへの階段』

 手を伸ばせば
 そこに届きそうで
 この階段の先は
 そこに続いているようで

 けれど
 私は知っているのだ

 手を伸ばしても
 そこに届かないことを
 この階段の先は
 そこに続いていないことを

 そして
 私は分かっているのだ

 それでもこの階段を
 昇らなければならないことを


  stella white12
 月刊・Stella(ステルラ)8-9月合併号参加 小説・短編
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コメント
1366: by 八少女 夕 on 2017/08/31 at 04:58:44 (コメント編集)

おおっ。出ましたね。TOM-FさんのTwitter小説。毎回同じことを書いていますが、本当にどうしたらこの短さでこんなに表現できるのだろう。

確かにこの写真、「登りきったらお空につながっているかも」と思わせますよね。でも、実際は、いつもの通勤路などにつながっているだけで。登っていけそうだったお空は、登ってみると全然別の姿になってしまっていて。

休みの日に登ったら、もしくは、登った先に〇〇が待っていたら、もっと違う世界につながるのかもしれませんね。

1367: by 山西 サキ on 2017/08/31 at 22:01:48 (コメント編集)

人生、理想通りにはいかないって事なんでしょうか?
でも上って行くと、ちゃんとどこかへは辿り着くんですよね。
サキもブログを始めて足掻いているうちに、すこしづつですがステップを踏んでいるように感じています。
ソラへ向かっていこうという気持ちが大事なんだな、と思っています。

どこの駅なんだろう?
この速度制限解除の標識とソラだけでは、とうていわかりませんが・・・。

1368: by つるけいこ on 2017/09/01 at 07:20:51 (コメント編集)

おおっ、いつものスウィートなノリとは一味違って、シンプルで爽やかですね!
階段をポンポンと駆け上がるような感じで気持ちがいいです。
よくこの光景に気がつきましたね~。さすがTOM-Fさん!
ほんと、空に続いてるみたい。
下ばかり向いていたら、気づかなさそうです。

1369:>八少女夕さん ありがとうございます by TOM-F@管理人 on 2017/09/02 at 20:23:23 (コメント編集)

>八少女夕さん

手掛けている長編に行き詰まると、つい短いものに逃げちゃうんですよね~(笑)
たぶんこの手の作品は、読む人の脳内補完の要素が大きいかと。

そうなんですよ、登山道だと山頂へって感じですけど、登空道(?)みたいな感じで。でもその先には会社が待っている(実際には通勤路ではないのですけど)というところですね。社会人は、ついそういう方向に考えてしまっていけません(笑)
子どもの頃に見上げた空は、いろんな意味でいつか手が届くかもって思いましたが、今はもうね~(遠い目)

おお、休日だと何が待っているんだろう。〇〇にいろいろ入れて想像をふくらませるのも楽しそうです。

コメント、ありがとうございました。

1370:>山西サキさん ありがとうございます by TOM-F@管理人 on 2017/09/02 at 20:24:52 (コメント編集)

>山西サキさん

人生、思い通りにはいきませんねぇ。いい意味でも、悪い意味でも(爆)

階段の先には、もちろん何かがあるわけですけど、それが思い通りのものでないとわかっていても、昇る(進む)しかないのかなぁと。
そうですね、届かないと諦めずに昇る(進む)ことも大事ですよね。

この駅、サキさんはたぶんご存じかも。ヒントは「大丸・南京町の最寄り駅」です。私はたまに乗り換えに使うんですけど、ちょっとした発見でした。

コメント、ありがとうございます。

1371:>つるけいこさん ありがとうございます by TOM-F@管理人 on 2017/09/02 at 20:26:48 (コメント編集)

>つるけいこさん

短いモノだと、ついスイート系に走ってしまうんですが、今回はちょっと毛色の違うものを書いてみました。
写真と文章から受けるイメージ、読んでくださる方それぞれに違いがあって、それをコメントしていただけてほんとうに嬉しいです。

この階段、ぽんぽんって駆け上がるというのは、「ソラ」=「希望」って感じがして、気持ちがいいですよね。うん、そう考えると、息切れもしなさそう(笑)

そうですね、たまには顔を上げて、空を見上げてみるもんだと思いました。

コメントありがとうございました。

1372:なるほど~ by 大海彩洋 on 2017/09/09 at 15:04:21 (コメント編集)

小さい画面ではよく分からなかったけれど、写真をアップで見て納得しました。確かに、この階段の先、どこに繋がっているんだろうって思いますね。上手いこと見つけたなぁ、この構図。さすがTOM-Fさんです。
駅の高架下から繋がっているんでしょうか。この高架下な雰囲気、駅周辺の景色の中ではとても惹かれるものを感じます。神戸の駅でも、まだ再開発になっていない辺りにはこういう雰囲気残っていますね。でもここはどこなんだろう。
なんか、ただの景色なんだけれど、ちょっと懐かしい感があるというのか。最近は駅がみんな同じ顔つきになってきて、特徴がなくなってきてるけど、こんなふとした空間の切り取りで魅力的に見えるんですね。

そして、切り取りといえば、この言葉のうまい切り取り! いつもながら感心します。駅の周辺の景色から人生の一コマ。この空へ続くみたいな階段、上ってみたら、ただ向こうに渡ってまた降りるだけなんだけれど、しんどくても、確かにえっちらおっちら上らんとあかんのですね。
いや、結構しんどそうな階段だなぁとしみじみ最後の2行で思った私は……単に疲れてる?

1373: by かじぺた on 2017/09/10 at 15:45:18

こんにちは~(^0^*)ノ
みなさん、割と明るめな感想を仰ってるのに
私はこの階段を上りきったら
空にダイブしちゃうイメージが湧いてしまいました(^^;;)\
意外に暗い人です(笑)


ユーミンは女子高生の時に
近くの別の高校であった飛び降りの心中事件と
身近な友人の病死をモチーフに
あの『ひこうき雲』を書かれたそうで
本当にあった
知ってる人の死をモチーフに詩を書いて歌を作って歌う・・・
そしてお金を得る(商業ベースに載せる)
なんて、天才って
やっぱり良い意味でも悪い意味でも特別なんだな・・・
と思ったコトがあります。
私には出来ない(そこがまた凡人の凡人たるゆえん)

そうですね~~~(^^*)
パッと思いついたのはそんな暗いイメージでしたが
実際は階段を上りきった手すりにもたれかかって
清々とした気持ちで空を眺めるんだろうな~・・・
季節は秋かな??気持ちよさそうです(^v^*)

1374:>大海彩洋さん ありがとうございます by TOM-F@管理人 on 2017/09/11 at 20:28:14 (コメント編集)

>大海彩洋さん

この駅、土曜日や祝日だけ通勤の乗り換えに使っているんですけど、この風景は反対側の出口にあるので、じつはずっと気が付いていなかったんです。たまたまそっち側に出る用事があって、ふと見上げて「おおっ」てなりました。
はい、高架下です。なんか地の底から見上げる、みたいな感じがしました。だから余計にソラに繋がっていると感じたんでしょうね。あ、ちなみにこの駅は、ルミナリエの入口の最寄駅ですよ。

おっしゃる通り、ただのありふれた風景なんですけど、切り取りの仕方で面白いものになるんですよね。なんか評判が良かったので、これからもチャレンジしてみようかな(おだてられると階段でも木でも登るw) もっとも、最近は長い小説が滞っているので、こういうのに逃げていると言えなくもないのですが(笑)

そうそう、現実と違う、あるいは、なにか特別な場所に繋がっているわけじゃない。登って、向こう側に渡って、道路に降りるだけの階段なんですよね。それでも、なにかに期待したり、あるいはそうせざるをえずに、登る。まあ、そんなところです。いやほんと、いろいろとしんどいですよね(しみじみ…)

コメント、ありがとうございました。

1375:>かじぺたさん ありがとうございます by TOM-F@管理人 on 2017/09/11 at 20:29:46 (コメント編集)

>かじぺたさん

おお、その発想はなかった。
暗い? いえいえ、斬新ですよ、すごく。

『ひこうき雲』には、そういうエピソードがあったんですね。
たしかに、曲調とはうらはらな、ちょっと暗い歌詞だなぁとは思っていました。書いて歌うだけじゃなくて、売れる商品にしてしまうところが、やはり凡人とはちがうところなんでしょうね。私にも、できそうにないです(超凡人)

発表は遅くなってしまいましたが、あれ、真夏なんです(汗)
アブラゼミ、鳴きまくってましたよ。もう清涼感なんて、ぜんぜんない感じで(笑)
ですが、そんなふうに感じてくださるというのも、いいなぁと思います。
シンプルだからこそ、読者さんにいろいろ想像していただけるんだなぁ。

コメント、ありがとうございました。

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