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DUNU DN-1000

今日の記事は、趣味の音楽鑑賞に使っているイヤホンのお話しだ。

三年ほど前に、ATH-IM02というイヤホンを紹介したが、今回はDUNUのDN-1000という機種を紹介したい。

ATH-IM02は、バランスドアーマチュア(BA)型ドライバを2機搭載しているイヤホンで、繊細でありながら元気のいい音が気に入っていた。とはいえ、もともとダイナミック(D)型ドライバのヘッドホンやイヤホンを愛用してきた耳には、音の物量がどうしても物足りなく感じていた。

そんな折に、いきつけのイーイヤホンやヨドバシカメラの店頭で、ハイブリッド型というイヤホンを見かけるようになった。
ハイブリッド型というのは、D型ドライバとBA型ドライバを組み合わせたものだ。D型の塊感のある音と、BA型の粒立ちのいい音のいいとこどりをしようというのがコンセプトだ。

店頭で試聴したのは、SONYのXBA-A2という機種と、DUNUのDN-1000という機種。どちらも、D型ドライバ1機にBA型ドライバ2機という、3ウェイ構成だ。
実を言うと、本命はXBA-A2だった。だが、試聴の結果、選んだのはDN-1000だった。

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決め手になったのは、音の質感の違いだった。
XBA-A2の方が派手な音で聴き応えは上だったのだが、どこか金属的な冷たい響きがあった。それに比べてDN-1000は、地味な音ではあったが、えもいわれぬ艶っぽさがあった。

比較試聴に使った曲は、①霜月はるか「追憶の欠片」、②花澤香菜「last contrast」の二曲。320KBPSのMP3で、プレイヤーはSONYのハイレゾウォークマンNW-A16だ。なんだよ圧縮音源のアニソンばっかりじゃん、というツッコミはナシで(笑)

まず、霜月はるか「追憶の欠片」。
メロディアスな伴奏の中に浮かび上がる切ないヴォーカルが魅力の楽曲で、DN-1000で出だしを聴いた瞬間に「このイヤホンに決めた」と思った。BA型ドライバが勝ちすぎると、痩せて枯れたような声になってしまうが、DN-1000は人間の声の暖かみを感じることができた。しっくりと耳に馴染む音だった。

次に、花澤香菜「last contrast」。
ドラムのビートから始まり各楽器がフルボリュームを響かせるイントロに、儚げな歌声が重なっていく楽曲で、下手なイヤホンだとがちゃがちゃうるさいだけになってしまう。
DN-1000は、イントロをうるさいと感じる一歩手前のところで鳴らしてくれたあと、ヴォーカルをチャーミングに描き出す。ラストのブレスも、まだなにか言いたいのに、というニュアンスまで伝わってきた。


ヴォーカルにはめっぽう強いDN-1000だが、苦手もある。
最大の弱点は、音場が狭いことだ。すべての音が、ぎゅうぎゅうに詰まっていて、広がりがあまり感じられない。
クラシックだと、独奏曲はいいがオーケストラは苦手だ。バッハの無伴奏とかショパンのピアノ曲などはいい感じで聴けるが、協奏曲や交響曲になると団子のように固まって演奏しているように感じる。

DN-1000は、ハイブリッド型3ウェイという凝った構造のイヤホンだが、出てくる音はそういうギミックを全面に押し出したものではなく、むしろそれぞれのユニットの個性が出しゃばりすぎないようにアレンジしてある。
音場の狭さは物足りないが、長く付き合っていけそうなイヤホンだ。
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コメント
1358: by 八少女 夕 on 2017/08/02 at 04:40:29 (コメント編集)

こんばんは。

前回も思いましたが、TOM-Fさんのイヤホンへのこだわり、本当にすごいと思います。
お店で「試聴させてください」って頼むんですよね?
ご自分のiPodかスマホに接続して聴き比べるんでしょうか。
その熱意がすごい。

私は、普段片耳にしかイヤホンをつけないので、どっちにしても性能を使い切れないことがわかっているので、あまり音質にこだわった買い物はしないかも。

なぜ片耳だけかというと、両方ふさぐと危険だからです。イヤホンして自転車に乗るのは危ないと分かっているんですが、通勤時間に音楽ないのは嫌なんです。で、妥協策が片耳。これだと後ろから車が来ても聞こえます。

高価なイヤホンって、音質が命なのは当然として、断線などに強い打たれ強さも大事だと思うんです。最近はBluetoothワイヤレスなども出てきていますが、そうなると今度は充電の手間なども増えるので、新しいものを買う時には悩ましいです。

新しくご寵愛のDN-1000、その辺はいかがですか?

1359:>八少女夕さん ありがとうございます by TOM-F@管理人 on 2017/08/02 at 19:08:54 (コメント編集)

>八少女夕さん

アナログのコンポーネント・オーディオ全盛期を知っている身ですので、どうも「音楽」ではなく「音」を聴くことに傾倒してしまうようです。なので、つい、こういう物欲に負けてしまうんですよね。

試聴については、梅田(大阪)のヨドバシカメラやeイヤホンという専門店には、試聴用の商品が陳列してあって、自分のオーディオプレイヤーやスマホに繋いで自由に試聴できるようになっています。これが、すごくありがたいんです。

日本じゃ両耳をイヤホンで塞いで自転車に乗っている人、結構多いですよ。危ないことではあるんですけどね。
片耳作戦、やむを得ないですけど、ステレオ音源だと変な聞こえ方しません?

断線の問題は深刻です。
高級なイヤホンはケーブルだけ付け替えることができる設計になっているものが多いですが、DN-1000はそこがウィークポイントなんです。ケーブルが弱いうえに硬化しやすく、断線も多いようです。ただ、専門店に持ち込めばケーブルの断線を安価に修理してくれるので、助かります。
Bluetoothは断線の心配はないんですけど、仰る通り充電は面倒ですね。じつはBluetoothのヘッドホンも持っているんですが、充電の手間がかかるのと重くて嵩張るのであまり使っていないんですよ。宝の持ち腐れだなぁ。

コメント、ありがとうございました。

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