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小説『ヴェーザーマルシュの好日』 「scriviamo! 2017」参加作品

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 scriviamo! 2017 参加作品  


突然ですが……。

ふと思い立って、というか魔が差して、ハイファンタジーを書くことになりました。(弱気なので丁寧語になってるw)

私個人の見解ですが、ハイファンタジーとは『未来か、この世界と連続性をもたない時空を舞台にした物語』と考えています。
なので、どんなにこの世界のとある時代のとある場所に似ていようとも、そこが架空の世界である限り、ハイファンタジーだということになります。そういう意味でのハイファンタジー初挑戦です。


言い訳はこれくらいにして(笑)

カテゴリーの区分けが難しくて、困りました。
ハイファンタジーを名乗っていますが、この世界にとてもよく似た異世界を舞台にした歴史小説です。
その中に、ちょびっとだけ、ファンタジーが紛れ込んでいます。

この作品、毎年の冬の恒例行事となった、八少女夕さん主催のイベント「scriviamo! 2017」に参加するために、書き下ろしたものです。

今年は開催期間終了間際まで、引っ張るだけ引っ張っての、超危険球です。八少女夕さん、ほんとにごめんなさい――反省してないけどw
そして、わがままなお願いを快諾していただき、ありがとうございました。お言葉に甘えて、思いっきり遊ばせていただきました。
……怒らないでくださいね

この作品は、八少女夕さんの作品とのコラボを企てたため、そちらの世界観や設定などを作品の背景として拝借しています。
そのため、舞台は「こちら側の世界」ではない、ということになっています。

が……。
モデルとなった場所は実在します。
四匹の動物の音楽隊で有名な、あの町です。
この作品とその物語とは、全然関係ないんですけどね(笑)

よろしければ、ご一読くださいませ。



 北から吹いてくる川風が、ほのかに潮の匂いを運んできた。
 交易船がノーラン湾からヴェーザー川を遡ってくるには、ちょうどいい追い風だ。
 波止場は活気づいているにちがいない。

 青空を羽ばたく鳥も、陽気にさえずりを上げている。
 鼻歌のひとつも歌いたくなる日和だった。
 だが……。

 オルランドは、二度目の溜息をついた。
「どうしたものか」


   「ヴェーザーマルシュの好日」


※上のタイトルをクリックして本文へお進みください(『小説家になろう!』サイトで閲覧)


stella white12
月刊Stella 2017 2・3月合併号 参加作品 小説・短編  
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コメント
1292: by 八少女 夕 on 2017/02/26 at 07:01:29 (コメント編集)

こんばんは。

おお、とうとう発表されましたね。
そうか、ハイファンタジーって、そういう意味だったんですね。っていうことは、もしかして「森の詩 Cantum Silvae - 貴婦人の十字架」はハイファンタジーだったんですか? (今さら)

ということはさておき、TOM-Fさんの作品は、毎年最難関の一つなんだけれど、今年は本当にピンチな私。この週末は、かかり切りで悩んでおりまする。あんまり期待しないでくださいね orz

とにかく盛りだくさんのすごい作品をありがとうございます。歴史も入っているし、観光案内も入っているし、ちゃんと御作もばっちり入っているし、しかもうちの世界の事情も丁寧に組み込んでくださっていただいてるしで、すごいなあ。感心している場合じゃないんですけれど、感心しまくりでございます。

しかし、あれですね。カタイの姫君に失恋して狂っちゃった某英雄、常々「なんて間抜けなタイトルロールなんだろう」と思っておりましたが、こういうストーリーになるとちゃんと悲劇になりますね。それにあの姫君なら、某英雄氏がぼーっとなってしまっても納得できるなあ。あ、公爵様は当時はどちらにいらしたんでしょうね。

同名のだれかさんは、マイケルと違って1号とか2号とかいわれても意味がさっぱりわからないままなんでしょうね。

お返しまで、しばしお待ちくださいませ!

1293:>八少女夕さん、ありがとうございます by TOM-F@管理人 on 2017/02/27 at 18:57:33 (コメント編集)

>八少女夕さん

お待たせいたしましたっ!

御作「森の詩 Cantum Silvae - 貴婦人の十字架」は、ファンタジーというより、時代小説とか伝記小説だと思うんですよ。でも「小説家になろう」に投稿すると、ハイファンタジーになってしまうという……orz

そして、毎度毎度、すみません!!
今までが暴投続きだったので、今年は御作の世界観を拝借して、すり寄ろうと思ったんですけどね……ダメでした(笑)
毎年のようにクリーンヒットを打ち返してくださるので、今年も楽しみにしていますよ(煽る煽るw)

本当はもっとコンパクトでシンプルな作品にするつもりだったんですけど、やはり「森の詩」の世界観は、深くて広くて、あれくらいでも全然書き足りないですよね。書きながら、ほんとうに感心しました。あれ、自分でいちから考えるのは、絶対に無理ですよ。
御作の「胸を借りる」ことを快諾いただいたおかげで、ほんとうに楽しく書かせていただくことができました。とても感謝しています。

そうそう、あのタイトルね。
なんか、古いB級映画か、ヒットしそうもない歌謡曲の題名みたいですよね(笑)
しかも、その内容もまた……(自粛)
二つの作品のいいとこどりをして、おまけに拙作の設定を混ぜ込んで、ああいう「悲劇」を作ってみました。

カタブツ公爵はたぶん、アヴァロンあたりで療養ついでのバケーション中かと(笑)
同名氏はさすがに商人なので、筋肉脳刑事よりは理解力はありそうですが、姫の正体に迫るチャンスはなさそうです。

コメント、ありがとうございました。

1294:こんばんは~。 by 山西 サキ on 2017/02/28 at 20:11:16 (コメント編集)

う~む、TOM-Fさん、随分と作品を読み込まれていますねぇ。あの作品は設定世界が壮大ですので、それぞれの国の関係性を理解するだけでも大変なんですよね。まさに八少女夕ワールドですから。それにTOM-Fさんが付け足された設定もとってもよくマッチングしていて、別の方が書いた作品とは思えません。こちらの仮想都市の設定も実に本物っぽくて(ここ重要です)素敵です。交易都市ヴェーザーマルシュやその歴史、そこでおこなわれている自治の仕組み、から登場する食べ物に至るまで、その緻密さには脱帽です。
ハンザという言葉もなんだか昔に授業で習ったような記憶が微かに、ルフトハンザなら知っているのですが。

夕さんの作品や、この作品がハイファンタジーと言えるのかどうかについては、いろんな見方があるんでしょうが、仮想世界ですし、未知の不思議な力もチラリとですが登場しているので、少なくともファンタジーの分野に含まれる作品だと考えています。夕さんの作品はどうなのかというと・・・どうなんだろう?わかんないですね。
でもTOM-Fさんの分類法を使うなら「シスカ」だってハイファンタジーってことに?

そして、おお!あのお方ではないですか!!!異能力といい、お姿といい、お名前といい(ちょっと違ってる?)、そうですよね!どういうふうに関連付けられるのかはわかりませんが、現実世界と仮想世界の違いもありますので、直接的な繋がりは無いんでしょう。でもエミリー達の祖先というか、連綿とした繋がりの上流側、現実世界の中世の頃なんかには、こんなこともあったんじゃないかな・・・と想像が膨らみます。
白い髪(白に近いプラチナなんだろうなぁ)、オッドアイ、そしてあの男っぽい喋り方、やっぱりヒロインはこうでなくっちゃ!!!
でもアンジェリカ、がアインスで、彼女がツヴァイだとしたら、彼女が彼女で、彼女が彼女にあたる?・・・そういうことなのかなぁ。
いくら贔屓目に見積もっても、オルランドとツヴァイの組み合わせが成立するなんてことはないと思いますが、ツヴァイはオルランドの会社の社員になったのですから、また接触する機会くらいは出てくると思います。その時になにかまた新しい展開が有ったら面白いのに、なんて思ってます。

久しぶりのエミリー?セシル?あ、そうじゃないか、久しぶりの白い髪とオッドアイのヒロイン登場に興奮したサキでした。
そうそうレオポルドも何気なく活躍していますしね。
ドキドキする作品、書いていただいてありがとうございました。

夕さんのリターンにも期待していますが、大変だなぁ(他人事ですねぇ・・・)

1295:>山西サキさん、ありがとうございます by TOM-F@管理人 on 2017/03/01 at 17:51:58 (コメント編集)

>山西サキさん

そうなんですよ、「森の詩 Cantum Silvae」は設定がきちんとできていて、破綻していないので、コラボする側としてはテキトーに書くわけにもいきませんでした。
関連しそうな場所を読み返し、拙作のテキストにコピペしておいて、それを見ながら書いていました。
あ、でも、しんどいとかじゃなく、とても楽しい執筆だったんですけどね(^_^)

ヴェーザーマルシュには、モデルにした実在の都市があったので、設定や描写は楽でした。
「ハンザ」は仰るとおり「ルフトハンザ」に使われている言葉で、「仲間」というような意味だそうです。中世ドイツにあった「自由ハンザ同盟(都市)」が有名だと思います。

そうそう、これらの作品をファンタジーと呼ぶかどうかですが……。
「森の詩 Cantum Silvae」はファンタジーではないと思いますし、御作「シスカ」もファンタジーではないと思います。でも、「小説家になろう」に投稿すると、異世界ものはもれなくハイファンタジー扱いになってしまうというorz

そしてそして……ハイ、彼女は正真正銘、あの性悪姫なんですよ。
で、ご想像のとおり、アインス(=1)がアンジェリカ、ツヴァイ(=2)がブリュンヒルデ、で、ドライ(=3)があの子、フィーア(=4)がラストにちょい出のあやつ、ということです(ネタバレ全開だなぁw)
どうして「森の詩 Cantum Silvae」の世界にいるか、については、オトナの事情(=ご都合主義)ということで(苦笑)

今回、このお話を書くにあたって八少女夕さんから、「『森の詩 Cantum Silvae』の世界でも現実のヨーロッパで起きていたような歴史を下敷きにしてよい、という許可をいただきました。ですので、この物語の先(未来)が、現実のこの世界に繋がっているかも……なんて想像しながら筆を進めました。

オルランドとの再会ですか。あれば面白そうですけど、う~ん……あるいは、四匹の動物の音楽隊で有名なとある町で、オルランドの子孫と性悪姫がばったり出会うこともあるかもしれません。いずれにせよ、性悪姫はその後、商人を経て金融業者になります。が、それはまた、別の機会に(書く書く詐欺)

私も八少女夕さんのリターンが楽しみです。今年もまた、クリーンヒットを打たれそうですが(笑)

コメント、ありがとうございました。

1297:ふ~む by 大海彩洋 on 2017/03/13 at 00:15:28 (コメント編集)

これはまた、ずいぶんと凝った設定と展開、というのか、TOM-Fさんと夕さんのお得意となさっている、歴史と土地を描いた物語のコラボって感じがしました。あ、確かに夕さんの方は魔法とか不思議な力ってのは出てこないけれど、それが出てくるのがTOM-Fさんワールドなんですね。で、こういう感じがハイファンタジーなのか。ふ~む、でもやっぱり分類はよく分からないので、ま、いいとしましょう!(えっと……つまり楽しければいいということで)

その土地の歴史ってのが、具体的に描かれていて、その中で人が動いているのって、とてもいいですね。交易都市という設定のなかに人をはめ込んで、人も時も動いている、この連動感というのが良いです。歴史物って、その時代のその土地の気候とか考え方とか社会の在り方とか、いろんなものが物語の流れを支配しているところが面白いし、難しいところでもあると思うのですが、TOM-Fさんも夕さんも上手く料理なさいますよね。あ~、世界史でそんなのあったなぁ、と懐かしく思い出しながら(笛吹き物語の真実、なる話で、以前夕さんとこでやりとりしたような記憶が)、世界の多様性について思いを馳せたりなんかしました。

しかも、そこにあの姫が絡んでいるとは。そうかぁ、なるほどなぁ、こう1から4まで繋がっていたのかぁとちょっと納得。この姫物語、まだまだ出てくるんでしょうね。というのか、ここまで見せたら、もっと掘り下げて欲しくなるのが読み手の我が儘です。しかも、男たちはみんなこうして結局振り回されるのね……(言い過ぎ?)
もう夕さんのお返しも拝読しちゃった後なので、160kmの速球を振り抜いた夕さんも見ちゃったわ。球もすごいし、打撃もすごかった。ふう。満足。

1299:>大海彩洋さん、ありがとうございます by TOM-F@管理人 on 2017/03/13 at 22:00:23 (コメント編集)

>大海彩洋さん

今回は、ウチのキャラを「森の詩」の世界で遊ばせたかったので、現実のヨーロッパの歴史を踏襲して良いか、勝手に街を作っていいか、という無理やりなオファーを出したところ、快諾いただきましたので実現しました。
書き始めて分かったのですが、「森の詩」の世界はじつに芳醇でして、とても楽しい執筆でした。
で、寛容さに甘えて、もともとは魔法などに無縁な世界に、無理やり魔法めいたものを持ち込んでしまいました。そうそう、仰る通り、この闇鍋状態がTOM-Fワールドですね。
ハイファンタジー云々は、「なろう」のカテゴリー分けの都合でして。私も違和感ありまくりなんですけどね、しかたなく(笑)

今回の作品は、単品の書下ろしなんですけど、欲張って「なろう」の方にも公開したので、作品の世界観を説明することに、かなりの文字数を使うことになりました。正直、かなり苦労しました。いやあ、難しかった。
仰る通り、歴史ものの場合は、その時代のその土地に特有の状況という大きな縛りがありますよね。個々人の言動も、その枠組みからは出られない。じつに不自由ですが、逆にそこが面白かったりするんですよね。
お褒めの言葉、嬉しいです。が、まだまだ、八少女夕さんにも大海彩洋さんにも、濃密さやスケールの点で敵いませんからね。精進しなくちゃ。

あのお騒がせ姫の物語は、こういう形で今後も書き続けたいと思っています。ほんとうは、もうちょっとまとまった分量のお話にしたいのですが、書く書く詐欺を続けるのもそろそろ限界でしょうし(笑)
そりゃあもう、千年●王かメ●テルかというヤツですからね、関わったオトコはみんな振り回された挙句にポイされるという(爆)

コメント、ありがとうございました。

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