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【R15ホラー小説】ベクター・カサブランカ 完結です


「小説家になろう」の夏イベント「夏のホラー2016」参加作品、『ベクター・カサブランカ』

本日で完結です。
そして「夏のホラー2016」に提出しました。

読んでくださったり、ツイートしてくださったり、コメントをいただいたり、感想を書いてくださったり。お付き合いくださった皆さんのおかげで、無事に書ききることができました。
ほんとうに、ありがとうございました。

感謝の気持ちを込めて、最終話をお届けします。


 160723-02.jpg

 甘酸っぱい空気が、鼻孔をくすぐった。
 この香りには、憶えがある。
 そうか、百合の香りか。

 大阪守人(おおさか もりと)は、スンと鼻を鳴らして匂いを嗅いだ。
 だが、ホンモノじゃねえ。芳香剤か?
 気に入らねえな。独身男の部屋にゃ、似合わねえ香りだ。
 犯罪捜査一筋のベテラン刑事の勘が、文字通り『臭う』と告げていた。


 『ベクター・カサブランカ』   「夏のホラー2016」参加作品

※この作品は、R15ホラー小説です。15歳未満の方は閲覧できません。
 また、この作品には 〔残酷描写〕 が含まれています。ご注意ください。

<最新話>
 case

<第1話から読む>
 infection

【素材画像】 イラストAC、写真AC
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コメント
1203:こんばんは。 by 山西 サキ on 2016/07/31 at 22:32:36 (コメント編集)

ウムム、この物語はアルツハイマーという社会的な問題をテーマに鋭く切り込んだサスペンスというところでしょうか?
とても恐いんですが、全ての出来事が九条の頭の中で起こった事として理解できます。ですから何か得体の知れない物がおどろおどろしく動き回る、という不気味さとはまた違った論理的な不気味さの方を強く感じます。
これ、とってもTOM-Fさんらしい切り口で、起こっている事を正確に理解したくなって、どんどん読み進めさせられるのはいつもの通りですね。
サキはよく知らないのですが、薬の弛緩治験の描写が物凄くリアルで生々しく感じます。
最後の方、園田、深江、そして鷹取の言動はかなり不自然で、サキは大阪刑事の勘に賛成です。
何らかの大きな陰謀が進んでいるのでしょうか?
こちらが謎のまま物語が終わってしまってちょっと消化不良ですが、色々な可能性が想像できて、こっちの方で想像力がかき立てられますね。
そして綾乃(うわー!登場したときはドキッとしました)はそれに立ち向かっているのかな?

1204:Re: こんばんは。 by TOM-F@管理人 on 2016/08/02 at 19:56:42 (コメント編集)

≫山西サキさん

コメント、ありがとうございます。

そうですね、この作品はいわゆる「信頼できない語り手」という手法によって書かれていまして、ホラーよりもサスペンス色が強く出てしまった感があります。
ですのでサキさんがおっしゃる「すべては九条の頭の中で」というのは、ほぼそういうことなのですが、それだけではすまない可能性というか、ちょっとした罠というかトリックも仕掛けておきました。ですので、あれれ、という読み方もできると思います。

薬品の治験というのは、新薬の開発においてとても大切なことなのですが、実際に人間の身体を使ってテストするのでリスクも大きいようです。なので、法律なんかで厳格にルールが決まっているようです。
陰謀ですか? えへへ、そうですね。大きな陰謀が背後で動いているようですよ。いろいろと想像して楽しんでいただけると、嬉しいです。
お察しの通り、綾乃はなにかを調べているようです。彼女、まだ大学生なんですけど、とある朴念仁の手先になって、すでに記者まがいのことをやっています。PRESSの身分を持っているのも、そのせいです。

初挑戦のホラー、もっとおどろおどろしいものを書きたかったんですけど、まずはこんなものかなぁと思っています。
読んでいただいて、ありがとうございました。

1205:やっぱり怖かった〜! by 八少女 夕 on 2016/08/04 at 03:09:19 (コメント編集)

でも、あれですよ。
ホラー的な怖さ(貞○みたいな怖さ)じゃなくて、もっと人間の怖さみたいなもので薄ら寒くさせていただきました。

最後の方、本人の妄想ではなくてお隣さんが証拠隠滅に来ていた、もしくは、いろいろと工作までしていたんじゃないかと、疑心暗鬼になってしまいます。

もともと何の実験なんでしょうね。本当にその病のための治験なのか疑いたくなってきます。なんだかとても怖いものが後に隠れている感じです。

綾乃〜! マスクしていなかったけれど、大丈夫なんでしょうか。それに刑事さんたちも。

スイート系がお得意のTOM-Fさんが、こんな怖い作品に挑戦されたとは、頭が下がります。でも、意外とTOM-Fさんの作風にはまりますね。詳細を丁寧にかつ無機質に描写する手法、こんど学ばせていただこうっと。

1206:Re: やっぱり怖かった〜! by TOM-F@管理人 on 2016/08/04 at 19:00:25 (コメント編集)

≫八少女夕さん

コメント、ありがとうございます。

爽やかさのカケラもない話を読んでいただいて、恐縮です。
「夏のホラー」は「なろう」恒例のイベントですので、一回くらいは参加してみたくて。ホラー初挑戦でしたが、意外と楽しく書けました。
でもやっぱり、敷居は高かった~。ほんとうは、もっとストレートなホラーにするつもりが、あんなことに(笑)

はい、裏でいろいろ動いてますよ、あそこ「裏野ハイツ」だし(爆)
冗談はさておき、陰謀があるのはお察しの通りです。この事件、じつは、けっこう大物に繋がっていたりします。ヒントは、作中に出てきた薬です。
綾乃は室内に入ってないので大丈夫ですが、刑事さんたちはがっつり吸い込んでますからね。もちろん、次の生贄……げふんげふん。

1207:遅ればせながら by 大海彩洋 on 2016/08/28 at 03:21:11 (コメント編集)

すっかり前に拝読したのに、コメが遅くなりました。実はアップのたびに読んでいたら、なんか怖~いイメージだけが途切れ途切れに残っていて、これではなにやら消化不良だと改めて読み直しました。
そして最初に反応したのが……九条、園田、鷹取、深江、大阪。なぜそこ?ってところに早速嵌まっちゃいました。TOM-Fさんの言葉遊びは結構いろんなところに仕掛けられているので、併せて気になったのが、わざわざNP666GTAAVが斜めに書かれているところだったのですが……う~ん、そこはさすがにあまり意味は無いのかしら。

それにしてもきっちりマスクをしている園田・深江・鷹取はぐるだとして、このハイツは実験場ってことなんでしょうかね。危うし、大阪。あ、健康な人は吸い込んでも大丈夫なのか。でも、じゃあどうしてマスクしてるのかな? 怪しい……国家的陰謀の臭いが…・・それに、この医者ったら絶対わざと遅く来てるし。
綾乃が取材に来ていたと言うことは、やはり陰謀のにおいをかぎつけてってことで、もともと九条は「身の危険を感じて」もしくは「陰謀に気がついていて」取材を受けていて、それがばれちゃったので、ちょっと高濃度の薬をいかれて消されたなんてことだったりして。
あ。でも、単に綾乃の色香に迷っただけだったか……

DVDも結局、わざと見るようにされて、見ることで潜在意識の中に何か(→結局、自殺、というのか自傷に至るようになる)を植え付けられちゃったんでしょうか。脳を外から支配する実験……こわいこわい。

様々な「画期的な」薬が作られて、でもそれが本当に良いものかどうか、効果だけではなく副作用も考慮に入れると、なかなか一筋縄ではいかないんですね。そして、それを使っての陰謀が潜んでいる……う~む。まだ何か隠れているようでちょっとお尻がかゆい(だまされているような)けれど、ホラー的要素は十分に楽しませていただきました。
でもなんだか、まだTOM-Fさんにだまされているような。

1209:Re: 遅ればせながら by TOM-F@管理人 on 2016/08/29 at 19:39:26 (コメント編集)

≫大海彩洋さん

ありがとうございます~。
コメントなんて、いつでもいいんですよ。というか、読んでいただけるだけで嬉しいですから。
大海彩洋さんも、ずっとリア充…と言えば聞こえはいいけど、めちゃくちゃハードな感じですよね。深夜にご帰宅とか。もうほんと、ご無理はなさらないでくださいね。

で、拙作へのコメント、改めてありがとうございます。
私にしては珍しく、完結させてから更新しましたので、毎日アップとか無茶なことができました。読んでいただく方は、大変だったと思いますけど……。
お、キャラ名遊びに、気づいてくださいましたね。最後に登場するのが「大阪」というのが、大ヒント……つか、そんなとこで遊んでないで、本編を真面目に書けよ(爆)
ちなみに、NP666GTAAVをナナメにしたのは、恐怖感の演出以外には意図はありません。

あの三人は、グルというか、同じ穴のナントヤラです。深江&鷹取と園田は、別の組織に属しているので、完全にグルというわけでもないのですが。
で、あのクスリですが、じつは健康な人間が吸い込んでも、チョメチョメなことになっちゃう可能性があります(怖)
九条は、鷹取や綾乃に粉をかけていただけで、あまり真相の近くにはいません。綾乃は、とある組織との確執があって、その関係先をいろいろ当たっています。日本の製薬会社、スイスの某研究施設、ウィーンの某投資顧問会社……(以下自粛)
DVDは案外、九条の趣味だったりして(笑)

新薬の開発、とくに治験の場面では、深刻な副作用が出てしまって、悲惨なことになっちゃうなんてこともあるようですね。科学技術の進歩に犠牲は付き物、なんて言う話もありますけど……どうなんでしょうね。
あのクスリ、特殊な機能を持つ遺伝子をもとにして開発されていて、もともと新薬で大儲けしてやろうということで始まったんですけど、作ってみたら意外な副作用が見つかって……的な陰謀が潜んでいる……のかもしれません(謎)
いろいろと仕掛けやネタを仕込んでおきましたので、また続編を……いえ、書く書く詐欺はたいがいにしないと(笑)

初ホラーでしたが、楽しんでいただいたようで、良かったです。

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