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小説『フェアリーテイルズ・オブ・エーデルワイス』第68話


 『フェアリーテイルズ・オブ・エーデルワイス』
    First Tale“Whose side is fortune on ?”

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 【画像提供】 幻想素材サイトFirst Moon http://www.first-moon.com/


 ――どうする? いや、なんとかするんだ。
 だが、マイケルもハノーヴァー公も、ましてやエミリーも、もうデイビッドと戦えるような状態ではなかった。
 マイケルは拳銃の弾倉を外して残弾を確認する。一発だけ残った弾丸が、今や唯一の戦力だった。
「ハノーヴァー公、ここからこの一発で、デイビッドを確実に仕留める方法はありますか?」
 

   第68話 6.11 第七の封印(Layer:1 Main Story)  

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※この作品には、表現上の必要から15歳未満の方には不適切な内容や、残酷な描写が含まれています。

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フェアリーテイルズ、定時更新です……
三日遅れたけど(爆)

絶賛大活躍中のビリーを横目に、今回はマイケルたちの地味に痛いお話。つか、こっちがメインだというのがね……orz

今回はたぶん、ハノーヴァー公の言葉に対する評価というか反応が分かれるのではないか、と思います。
あの言葉、どこまで「本気」だったのか。
それは次々回からのお楽しみということで……なんか微妙なネタばらしだなぁ(笑)

さて、次回ですが……
1月27日(水)は、フェアリーテイルズをお休みして、かわりに「花心一会」を更新するつもりです。フェアリーテイルズの次話は、2月10日(水)に更新予定です。
お待たせしてしまいますが、もしよろしければ暇つぶしに「花心一会」をお楽しみください(宣伝)


話は変わりまして。

えっと、核兵器に嫌悪感をお持ちの方は、ここでUターンをお願いします。ここから先は、単なる技術論です。が、閲覧は自己責任で……。

つい先般、某国が実験した水爆について。
核融合を利用した水爆は、核分裂を利用した原爆とちがって、放射性物質を撒き散らさないそうです。
ここで「あれ、そうだっけ?」って思われた方も、いらっしゃると思います。
1954年に米軍がビキニ環礁で行った水爆実験――通称「キャッスル作戦」で日本の遠洋マグロ漁船「第五福竜丸」が被曝したほか、広い範囲に放射性物質いわゆる「死の灰」が降り注いだという事件は、あまりにも有名。ゴジラ誕生のネタにもなりました。
話が違うじゃん……。
いいえ、違いません。
なぜなら、現在の水爆は、起爆装置(プライマリ)として原爆を使っているからなのです。まず弾殻内で原爆を爆発させ、その膨大な放射線と爆圧で核融合物質を超高温高圧状態にすることで、核融合を起こさせて爆発させるという仕組みになっています。だから当然のように、放射性物質が大量に生成されてしまいます。いろんな意味で、ロクでもないですな。
プライマリに原爆を使わない水爆(純粋水爆)ならば、いわゆる「死の灰」のようなものはできず、放射能も残らないのだそうです。

で、あの子のスキルですが、本人の談によると「純粋なD-D反応だから、大丈夫」とのこと。ストーンヘンジでやらかした時に、放射能が検出されなかったのも、そういうことなのだそうです。
そんなことをやらかしておいて、本人が無事なのはもちろん「お約束」。
え、パルツィバル? 排他律? 斥力?
いえ、たんなるご都合主義です(笑)
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コメント
1103:あわわ by 八少女 夕 on 2016/01/17 at 23:43:32 (コメント編集)

痛いのはマイケルたちじゃないじゃないですか!
何のんびりと横たわっているんだ、二人とも!

と、ちょっと動転しました。こんにちは。

そうか、デイビッドは、眼力で近くにいるどんな人間(?)でも自由にできるけれど、エミリーのままだと役に立たないのですね?

エミリーはそれを知っていて、敢えてセシルを出さないようにしている? もしくはセシルの方が出てこないように頑張っているのでしょうか。

公爵様のお言葉、かなりひどいですけれど、でも、よく考えたら水爆レベルでも生きているんだから弾くらいなのか、それともちょっとマイケルの覚悟を試してみたか。

いずれにしても、またここでお預けなのですか。

うう、「花心一会」も楽しみに決まっていますけれど、こっちを待たされるのも困ります。

お早めにお願いします。エミリー痛いし。

1104:Re: あわわ by TOM-F@管理人 on 2016/01/19 at 14:15:42 (コメント編集)

≫八少女夕さん

わ、すみません、痛いのはエミリーでした。
いえいえ、あのへたれ二名も、いちおう怪我してるわけで、そこらへんは大目に見てやってください。
デイビッドの魔眼は、彼の正体を示す「征服」の効果があります。至近距離だけですけど。で、仰る通り、エミリーはあの力が使えませんので、役に立たないんですね。
エミリーは、セシルだと対応に柔軟性を欠く(ようするに何をしでかすかわからない)ので、彼女を出さないように頑張っているという状況です。
って、本文でわかるようにしろよ(笑)
ハノーヴァー公は、仕事では功利主義な面があります。彼の立場上、やむをえない部分ではあるんですが。本気だったのかどうか、次々話でそのあたりに触れるつもりです。

いやぁ遅筆なもので、これ以上ペースが上がらないというorz
いちおう今年の前半で完結させたいと思っていますので、よろしくお願いします。

コメント、ありがとうございました。

1105:こんばんは~。 by 山西 サキ on 2016/01/19 at 22:22:45 (コメント編集)

ウワオ!えげつない展開になってきました。ほんとハノーヴァー公もマイケルも呑気に横たわっている場合じゃないですよ。
セシルが操られてしまうなんて信じられません。エミリーにもどうしようもないのでしょうか?やきもきするばかりです。
そしてハノーヴァー公の提案。もっとも確実に被害を小さくする方法だとは思うのですが、マイケルの選択肢に入るとはとても思えません。
これは、凄い展開だなぁ。マイケルの葛藤がとてもよく伝わってきます。
サキにとって主要国の首脳たちなんてもはやどうでもよくて、エミリー(あるいはセシル)の無事が気になります。
そして予想を超えるデイビッドの行動、え?エミリーを殺しちゃっても大丈夫なの?それを超えるセシルの力があるのでしょうか。そこまで追い詰めて、初めてセシルが解放されるのでしょうか?本当に切羽詰まってきました。
ハノーヴァー公がでくの坊でないことを祈っています。
マイケルはどうやってこの危機を乗り越えるのでしょうか?
ハラハラドキドキ、盛り上がってとっても面白くなってきています。
待っています。

純粋な核融合は核分裂と比べるとクリーンなエネルギーだと聞いています。
何か異常があれば暴走する核分裂とは違って、核融合は異常があれば反応が続けられなくなってまず停止する・・・と聞いています。
サキは詳しいことは分かりませんが、可能性については追い求めるべきだと思っています。人類にとってエネルギーは、もはや無くてはならない物になってしまってますから・・・。

1106:来ました来ました…… by 大海彩洋 on 2016/01/20 at 07:26:31 (コメント編集)

戦闘シーンの超ピンチ場面! いや、考えてみれば優勢なときはほとんど(全く)なかったわけですが、味方の誰かを犠牲しなければならない、そんな(ストーリー的には美味しい)場面ですね。ヒーローものでもこういうシーンにはやっぱり萌えます。さあどうする、赤(って、大概悩むのは、5人いたら「赤」の仕事だから……^^;)。

ハノーヴァー公はやっぱり立場的に大局を観なければならないので、こういう究極の場合も常に想定範囲なんだろうけれど、マイケルは「なんでやねん!」ってことになりますよね(あ、関西人じゃないけど)。突きつけられた現実と、目の前の危機。まさにクライマックスに相応しい場面。でも、やっぱりマイケルに何かできるようにも思えないし……

気になるのにお預けは嫌だなぁ。えっと、「花心一会」もこの続きも両方、ってわけには行きませんかね。待つのは長いなぁ……

でもある意味、デイヴィッドもセシルの力を引き出すのに究極の方法を取り始めているっぽいから(いや、それでも、セシルなら再生するのかしら?)、それなりに切羽詰ってる?

1107:Re: こんばんは~。 by TOM-F@管理人 on 2016/01/20 at 23:43:45 (コメント編集)

≫山西サキさん

我ながらえげつないなぁ、とは思うのですが。まあ、意地悪作者なので(笑)
ハノーヴァー公もマイケルも、怪我とかしてるので、大目にみてやってください。
デイビッドの魔眼に対する耐性は、むしろエミリーの方が高かったりします。セシルはわりと簡単に魔眼にひっかかっちゃいます。エミリーはそのへんを知っているので、頑張っているわけです。
ハノーヴァー公は、大を守るために小を捨てる、ということを冷徹に考えられる人物です。マイケルも警官という立場から、多数の市民の生命の安全ということは考えざるを得ません。ただ、彼は若いぶん、楽観主義というか、なんとかなると思い込んで突っ走ります。それが吉と出るか凶と出るかは、お楽しみに。
元々デイビッドとセシル(エミリー)は、不倶戴天の敵同士ですので、デイビッドにすれば殺してしまってもいいと思っています。彼にとっては、テロで世間を震撼させたということで目的は達成したので、成功しようが失敗しようがどちらでもいいのです。
この先、もうちょっとばかり意地の悪い展開になりますが、見捨てないでおつきあいくださいね。

核融合は、うまくいけばメリットの多い技術ですよね。事故が起きても、放射能などは残らないし、暴走して爆発することもない。問題は、核融合を連続して起こし続けることができるか、投入するエネルギーより多くのエネルギーを回収できるか、というところですね。頭のいい人たちに、期待したいです。

コメント、ありがとうございました。

1108:Re: 来ました来ました…… by TOM-F@管理人 on 2016/01/20 at 23:45:19 (コメント編集)

≫大海彩洋さん

そうですね、言われてみればこの戦いでは、マイケルたちは常に劣勢ですよね。でもまあ、そこが面白いのかな、と。
で、これもよくあるパターンで、みんなを助けるために誰かが犠牲になる、というお約束。さて、我らがエミリー嬢に、死亡フラグは立っているのでしょうか?
「一人の犠牲で多くの人を救うべきだ」アーサー・ブルーの冷徹な意見に、マイケル・レッドは熱く答える。「俺は誰も犠牲にしない!」
ですが、言うは易し、行うは難しです。
そして、さすが大海彩洋さん、鋭い読みです。そう、マイケルはこの局面では、何もでき……(禁則事項です)
ロンドン塔最終決戦も、大詰めを迎えています。あと数話でケリがつく予定です。で、おとぎ話なので、笑っちゃうような結末です。遅筆なのでお待たせしてしまいますが、どうかお見捨てなきよう、お願いします。

コメント、ありがとうございました。

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