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小説『フェアリーテイルズ・オブ・エーデルワイス』第61話


 『フェアリーテイルズ・オブ・エーデルワイス』
    First Tale“Whose side is fortune on ?”

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 【画像提供】 幻想素材サイトFirst Moon http://www.first-moon.com/


 マイケルの呼びかけに振り向いたエミリーの背後に、傾いたタワーブリッジの主塔と黒煙を噴き上げるオーシャンの艦橋が重なる。エミリーのオッドアイには、『わたしの後ろにある惨状を見なさい』といわんばかりの強い光が宿っていた。
 テムズ川を吹き渡ってきた暖かい夜風が、黒煙をたなびかせ、パールホワイトの髪を揺らせる。そしてエミリーの唇が動き、静かでしかし力強い言葉が紡がれた。
 
   第61話 6.4 ノブレス・オブリージュ(Layer:1 Main Story)

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※この作品には、表現上の必要から15歳未満の方には不適切な内容や、残酷な描写が含まれています。

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よっしゃあ、ギリだけど月一更新できたぜ。

今回は、エミリーとビリーが頑張りました。
ビリー、頼りになりますねぇ、いろいろと。このあとの話で明らかになりますけど、彼は「ヨモギ狩り」作戦の関係者ですので、まあその、いろいろと(ごにょごにょ)なわけです。
今回のお話でいちばん苦労したのが、エミリーのちょっと長めの台詞でした。何回書き直したかわからないくらいで、もともとの文章は影も形も残っていません。彼女の心情が、うまく皆さんに伝わるといいのですが……。
なおマイケルは例によって残念な模様(笑) いや、頑張ってるんですけどね、彼も。

ちなみに、本文中に書いた応急手当ですが、昔に受けた訓練を思い出しつつ書きました。ネットで最新の情報も拾いましたが、私はそういう資格を持った人間ではないので、鵜呑みにはしないでくださいね……って、そんな人はいないか(笑)
最近では、創傷を殺菌したりガーゼを当てたりするのは、かえって傷の治りが遅くなるのでダメだといわれているそうです。時代が変わればナントヤラ、ですねぇ。

今回のサブタイトル「ノブレス・オブリージュ」ですが、Wikipediaの記述を要約すると『富裕者、有名人、権力者は社会の模範となるように振る舞う社会的責任を持ち、明文化されていないものの、自発的な無私の行動を社会から求められる』という概念だそうです。
うちの貴族連中が、やたらと「義務」だの「責任」だの「なすべきこと」だのと繰り返すのは、そういう自覚があるからなんですね。

以上、今回のどうでもいいお話でした。

さあ、夏イベント・北海道オフ会のお話、書かなきゃ。
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コメント
989:おおっ by 八少女 夕 on 2015/07/25 at 22:53:00 (コメント編集)

こんにちは。

いろいろあるけれど、最後のエミリーのセリフは!
マイケル、「とります」って宣言しちゃえ!
って、今はそれどころじゃないですね。せっかくのお姫様抱っこシチュエーションですけれど。

たしかに主役、フラッシュバックしている場合じゃないです。ビリーが居てくれてよかった。それに、マイケルが応急手当の訓練も受けていて。

セリフが思っているように決まらないで、何度も何度も弄くり回すの、よくあります。大事ですものね。いや〜、さすがエミリー、かっこいいです。「あとはアーサーに任せた」じゃないんですね。

デイビッドはRAINの所に行くのですね。ステファニーも必要だから連れて行ったのかな? なんかどんどんクライマックスっぽくなってきました。そこでメインキャスト全員集合なのかしら。

続きが待ち遠しいです。

990:こんばんは~ by 大海彩洋 on 2015/07/26 at 01:23:19 (コメント編集)

おぉ、ようやく続きが……(*^_^*)
まとめ読みしたので、そこまでは一気に読めたものが、追いついちゃうと、早く更新してほしい~と勝手を言っている読者です。
しかも、何だか痛そうなシーンでしたが、エミリーの気迫と、お姫様抱っこにきゅんとなりました。ここはもうそれどころじゃないところなんでしょうけれど、やっぱり読者としてはワクワクです。
あぁ、夕さんと同じように叫びます。「そうそう、責任取りなさいよ!」
でもこのことが片付いても2人の運命はそう簡単ではなさそうだし、クライマックスが近づいている気配を感じつつ、「事件」が片付いたとしてその後は!?なんてところを今からあれこれ心配しているのでした。
でもまずは、エミリーの頑張りに拍手です。「責務であると同時に希望」、この言葉、素敵です。

確かに、ここのこの台詞を上手く言い回せなかったらこのシーンが、そしてこのお話が死んじゃうって場面が時にあって、何回も書き直すことがありますね。でも結局、あんまり気の利いたものにはできなくて、むしろ一番単純でストレートな言葉に帰っていく。
うん、彼女の想い、ちゃんと届きましたよ。
そして、ノブレス・オブリージュ。私が竹流(ジョルジョ)の貴族的素質を理解したきっかけになった言葉です。本当に、今の政治家に言いたいわ。

確かにビリー、今回はいい仕事してくれましたね。そして、応急処置の下りは、えっとエミリーってもっとスーパーマン的体質だと勘違いしていたので、あ、そうか、セシルじゃなかった、いや、やっぱりそこは普通なところがあるんだと、ちょっとほっとしたりもしました。
腹の傷って止血効果はほとんどないので、すごく心配だけれど、そこはもうマイケルの愛の力で何とかしてもらおう!
とにかく、月1と言わずに続きを~はやく~

991:こんばんは~。 by 山西 サキ on 2015/07/27 at 20:30:57 (コメント編集)

ああ!タワーブリッジが・・・ってそんな物の心配をしている場合ではないようです。
大変なことになってる!!苦悶に歪むエミリーの顔を想像してオロオロするばかりです。ビリーは格好いいけど、マイケルもっとシャンとしろい!
でも1番格好いいのはやっぱりエミリーですね。
この精神力と義務感はどこから出てくるんだろう。なんとなく分かっているようなつもりでいましたが、まだまだTOM-Fさんの解説が必要なようです。
“最後に見つけた希望”って、どういう意味?
お姫様だっこの時の「あっ」と“ぷい”・・・よかったなぁ。
そして、“……責任、とりなさいよ”ってほんと夕さんのおっしゃるように、マイケル!とりますって言え!!!
デイビッドの動きも気になりますが、エミリーは?誰か!なんとかしてほしいです。
最後の3行、いいですよ~。ぞくっとしちゃいます。

992:Re: おおっ by TOM-F@管理人 on 2015/07/28 at 00:45:37 (コメント編集)

≫八少女夕さん

あはは、マイケルはもうエミリーのことを「俺の嫁」だと思っているので、喜んで責任はとるでしょう。が、生憎と作者は意地悪です。そうは問屋がおろしませんので。
はい、文字通り「お姫様だっこ」です。ま、主人公の役得ですな。でも調子に乗っていると(爆)
マイケルは、テロ対策課なんてところにいますので、けが人とか助けないといけないわけです。当然、訓練くらいはしているという設定です。もっとも、微妙に残念なヤツなんですけどね。まあ、さすがにこれでシスコン&PTSDも卒業でしょう。

あの台詞は、ほんとうに苦労しました。決まるときはすぐに決まるのに、決まらないと何回ぐるぐるしても全然決まりません。あ~しんどかった。皆さんに「良かった」と言っていただけたので、安心しました。

デイビッドは、RAINのある建物の近く、ロンドン塔に潜んでいます。ステファニーは、唯一、コンピュータウイルスを駆除できるスキルを持っていますので、確保しておくことにしたのです。ステファニーのことを「俺の嫁(の一人)」と思っている、というのもありそうですが(笑)
このあとは、シスラボとロンドン塔で大乱闘の予定です。が、その前に、タワーブリッジもうひと悶着あります。お楽しみに。

コメント、ありがとうございました。

993:Re: こんばんは~ by TOM-F@管理人 on 2015/07/28 at 00:48:28 (コメント編集)

≫大海彩洋さん

お待たせしました~。
いやどうも遅筆でして、次話は8月後半の予定です。スミマセン。

あれは、リアルで痛かったと思いますよ。書いている私が、「いてててて」ってなってました(笑)
マイケルはエミリーを「俺の嫁」だと思ってますから、責任とるのは願ったりかなったりなんですけど……ふっふっふ(謎) あ、大海彩洋さん、相変わらず鋭い。そう、このまますんなりとはいきません、いえ、いかせません。はい、私は意地悪です。
エミリーは、ほんとうに健気に頑張りました。皆さんにそれがお伝えできたようで、ほっとしています。
「責務」と「希望」というキーワードにたどり着くまでに、ぐるぐるぐるぐる、二周くらい回りました。結局、シンプルでストレートなものに行き着いたんですよね。うん、シンプル・イズ・ベストですね。

ノブレス・オブリージュは、今の時代には存在しにくい概念かもしれませんね。昨今の政治家たちって、果たすべき義務を勘違いしてるのかなぁ、と思うことは多いですね。一時的に悪者になっても、天下国家のために働いてほしいものです。

ビリーは、たたきあげの軍人ですから、いろんな意味で肝は座っています。ええ、頼りになるヤツですよ~。
エミリーは、超人的な回復力は持っていますが、身体そのものは普通の人間と大差ありません。怪我もしますし、痛がりもします。女の子の身体なので、むしろ守勢に回った時には脆い一面もあります。シァア専用モビルスーツみたいなものです。
お腹の傷はねえ、出血は少ないけど止まりにくいし、内臓をやられていると……(禁則事項です)

執筆、頑張ります。が、更新は遅いです。生暖かく見守ってやってください。
コメント、ありがとうございました。

994:Re: こんばんは~。 by TOM-F@管理人 on 2015/07/28 at 00:50:29 (コメント編集)

≫山西サキさん

えへへ、破壊の魔王ですので、なんでも壊しますよ~。あとは、あれも……。
エミリー、大丈夫ですかねぇ。お腹の傷は、血が止まりにくいし、刺さりどころが悪いと(禁則事項です)
マイケルは、残念なヤツですよね。でも、そのうち頑張りますよ、きっと、そのうち……(なんか虚しい)
エミリーの精神力はいつか自分が消えることを普段から覚悟しているからで、義務感はまさにノブレス・オブリージュというやつです。エミリーは、自分の力で今の地位を勝ち取ったわけではないので、それに対してなにかをしなければ釣り合いが取れないと真剣に考えています。最後の希望というのは、自分の力でロンドンの街やマイケルたちの命やセシルの立場を守ることで、自分が消えてしまっても後に残せるものがあると気づいたからです。それが、彼女の「したいこと」なわけです。そして、それは「なすべきこと」とも一致します。それで彼女にとっては、責務であり希望でもあるというわけです。そのあたりをあちこちに散りばめて書いているので、ストレートにはわかりづらいかもしれませんね。
お姫様だっこの「あ」と「ぷい」は、ぜひ覚えておいてくださいね。あとで、ニマニマできるシーンがあるはずですので。
マイケルは、気がついたら責任とらされていた的なことに……(禁則事項です)
おお、最後の三行、気づかれましたか。あれ、文字通りの意味ですので、この先をお楽しみに。

コメント、ありがとうございました。

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