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小説『花心一会』 第十一会「その、花が選ぶ答えは」

 
 『花心一会』

 ひとりの客のために、一度きりの花を活ける、「花一会」。その免許皆伝を持つ華道花心流の若き家元と、その客人たちとの交流を描くスイート系ヒーリングノベル。

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     【素材画像】syuni ( Illust AC )

 馴染みの場所である、羽津美術館の庭園で、彩花里は花占いをする従妹と再会する。
 少女の無邪気な占いを、微笑ましい思いで見ていた彩花里は、それが普通の花占いではないことに気づく。
 従妹が花占いに託した思いを知った彩花里は……。

 第十一会 「その、花が選ぶ答えは」

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  月刊・Stella(ステルラ)6-7月合併号参加 小説・短編  stella white12


最近どうも、未更新「札つき」作家になってしまった感がある。
まあ、定期連載とは宣言していないから構わないのかもしれないが、どうもアレを見ると精神衛生上よろしくない。
というわけで、今回もまた、フラグ消し成功である。

いつも他人の世話ばかり焼いていて、主人公らしい活躍がない彩花里だが、今回はほんとうになにもしていない。
ぶっちゃけ、悩み相談を受けて、通り一遍のアドバイスをしただけだ。べつに華道の家元じゃなくても、誰でもできる程度のことしかしていないわけで、なんかな~である。
つか、いまどき花占いなんて、やる子はいるのか? しかも中学生だぞ……「痛い」感満載だなぁ、この話。

今月のお花は、マーガレットだ。
むろん、創刊50周年を迎えた雑誌ではない(笑)

  150701-01.jpg

3月から7月頃に開花する白い清楚な花で、切り花として人気があるほか、花占いによく使われる。
作中でも触れているが、マーガレットの花弁の枚数はほとんどが奇数なので、「好き」から始めれば「好き」で終わる。
ちなみに、おフランスでは、「愛している」「少し愛している」「とっても愛している」「全然愛していない」の四つの言葉で占うらしい。愛されている確率が75%もあってずるいような気もするが、考えてみればこれで「愛していない」を引いたら、ショックが大きそうだ。

マーガレットの語源は、ギリシャ語で真珠を表す「マルガリーテ」。
ヨーロッパでは、女性の名前としてかなり人気がある。「鉄の女」と呼ばれた元英国首相サッチャーの名前もマーガレットだった……い、イメージが(失礼)
ちなみに、イタリア語だとマルゲリータ、スペイン語だとマルガリータとなる。ピザやカクテルの名前になるくらいポピュラーだ。

マーガレットの花言葉は、「恋を占う」「心に秘めた愛」。他に「誠実」「真実の愛」などもある。人間●●年もやってると、ちょっと、いや、かなり耳に痛い言葉ばかりだ(爆)

以上は、今回のどうでもいいお話。

最後に……。
このお話は、『なろう』でお世話になっている、つるけいこさんから何気なくいただいた「花占い」という言葉によってインスパイアされたものだ。
つるけいこさん、アイディアの提供、ありがとうございました。
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コメント
938:うんうん by 大海彩洋 on 2015/07/01 at 22:38:07 (コメント編集)

占いをしよう、誰かに相談しようと思った時点で、既に答えは出ているんですよね。そうかぁ、確かに、花弁の枚数は、花弁の数の少ないものでは偶数・奇数ともありだけれど、数の多いものは自然に奇数とか偶数とか決まってるような気がするわ~。薔薇の花はどうなんだろ? 今度調べてみようかしら。確かに、花占いをするときには4枚とか5枚とか、あんまりにも数の少ないものはえらびませんものね。なるほど、花占いってのは答えは知っていて、あえてする占い、自分で自分の背中をそっと押す占いだったのですね。

彩里花はまた、従妹の背中をそっと押す役割、だったのですね。いつも誰かの背中を押している彼女。誰か彼女の背中を押さないかしら……と言いたい気もするけれど、このシリーズには似合わないかな。
従妹のお嬢さんの恋の三角関係、唄に出てくるような親友との板挟み、でも何かを変えるのは自分の一歩なんですよね。どんな顛末になるのか、どこかで語られることもあるのかな。静かに見守る彩里花が、自分の身に置き換えて何を思っているのか、ちょっと想像して楽しんでおりました。
あ! 羽津ってのは根津ですね?

939:そっか〜 by 八少女 夕 on 2015/07/02 at 02:52:43 (コメント編集)

こんばんは。

同じ場所で、同じように花占いをして、自分は心にしまっちゃったけれど、従妹の背中は押してあげたのですね。彩里花、とてもよく人のことを見ていて、アドバイスも的確なんだけれどなあ。どーして、自分は二の次なの? それがまた彼女らしいと読者にも思わせてしまうTOM-Fさんなのでした。

この後、絢芽は親友と彼と、泥沼の三角関係になっていったりは……しないか。彩里花の従妹だし。でも、彼が智之ちゃん並にハーレム体質だったらどうするんだろう。

マーガレット、そこら辺に咲いています。牛がもぐもぐ食べています。

941:Re: うんうん by TOM-F@管理人 on 2015/07/02 at 20:11:08 (コメント編集)

≫大海彩洋さん

絢芽は、告白しないための言い訳が欲しかったのです。それで、花占いを思いついた。彼女も、「しない」からはじめれば「しない」で終わることは、知っていました。
花びらの枚数は、花によって決まっているらしいです。で、マーガレットはほとんどが奇数。花占いも、多くても少なくても、興ざめですからね。

彩花里は、自分のことはさておき系ヒロイン……ヒロインと呼ぶのか疑問ですが……です。あの子がだれかに背中を押されたら、たぶんこのシリーズはすぐに終わっちゃいます。それだと作者が困るので、そういうことは起きないはずです(笑)
絢芽の恋の結末、どうなるんでしょうね。まあ、まだ若いですから、なにがあっても大丈夫でしょう(無責任作者・笑)
はい、言うまでもなく、根津美術館がモデルです。あくまでも、モデル、です(誰に言い訳?)

コメント、ありがとうございました。

942:Re: そっか〜 by TOM-F@管理人 on 2015/07/02 at 20:12:12 (コメント編集)

≫八少女夕さん

彩花里はねぇ、自分のことはなにもしないままで、ずっとヒロイン続けていくんでしょうね。ヒロインといっていいかどうか、微妙ですが(笑)
彩花里にも恋人とか考えたんですけど、どうも作品にとっては邪魔にしかならない。なので、あんな不憫なことになってしまいました(爆)

絢芽は、うまくいっても玉砕しても、いい経験になると思います。あ~、智之だけは、避けた方がいいですね。ヤツの世話は、綾乃と詩織と弥生とありすに任せましょう。

ふおお、なんと牛のエサ……牛の口からあの花が出ている姿、想像すると笑っちゃいますね。
コメント、ありがとうございました。

943: by けい on 2015/07/02 at 21:28:42

うんうん。答えは自分の心が知っている。けどー、けどー、なんですよね。

する・しないの2択はいつでも難しいですね。
彩花里さんが絢芽ちゃんにしたように、誰かが背中を押してくれれば・・・けど、それがなければスルーというパターンが結構あったり・・・

しない、より、する、は難し・・・けど、やってみようか・・・(-_-;)
奉仕型さておき系ヒロイン、良いですね。新感覚^^

945:Re: タイトルなし by TOM-F@管理人 on 2015/07/04 at 00:10:18 (コメント編集)

≫けいさん

そう、たぶん彩芽も、どうすべきか決めていたと思います。
でも、あきらめきれない。と言っても、自分が動いくことでなにかを壊すこともしたくない。
するか、しないか。二つしか選べないのは、きついですね。
あんな珍しい花で、ああいう結果が出なければ、たぶんあのままなにもしなかったでしょうね。で、たいていは後悔する(泣)

お、彩花里の立ち位置が決まりましたね。奉仕型さておき系、的確な表現です。
コメント、ありがとうございました。

948:おはようございます。 by 山西 サキ on 2015/07/05 at 10:12:43 (コメント編集)

マーガレットの微かな変異なんでしょうか?偶数の花弁を持つものがあるんですね。四つ葉のクローバーみたいな感じかな。
サキはまずそこに反応します。

それにしても絢芽ちゃんの描き方が素敵です。読んでいて彼女の姿が浮かんでくるようです。可憐だなぁ・・・。
本人は彩花里の事を羨ましがっていますが、絢芽ちゃんもきっと相当の美人ですよ。なにしろTOM-Fさんのとこのキャラクターですもの。
また座っている場所が、あの羽津というか根津美術館の庭園ですか。サキは残念ながら行ったことがないのですが、きっととても静かで雰囲気のある場所なんだろうなぁ、と想像しています。
ここの東屋にポツリと座っている少女・・・物語感たっぷりですね。
今回、彩花里は何もしていないように見えますが、実際は告白を実行するように勧めています。そうだなぁ。やらなかったことの、或いは出来なかったことの後悔の方が大きいんだろうな。サキも彩花里に賛成です。

自分で選び取ったマーガレットなんですもの。

951:Re: おはようございます。 by TOM-F@管理人 on 2015/07/05 at 22:38:35 (コメント編集)

≫山西サキさん

マーガレットは、基本的に奇数の花弁なんですけど、なかには偶数のものもあるようです。まあ、自然天然のものですからね。そうそう、あれって、偶然摘んだクローバーが四葉だったってくらい、珍しいことだと思います。

彩芽、気に入ってもらえましたか。よかった。
残念ながら今のところ再登場の予定はないんですけど、まあ先のことはわかりませんので。
モデルにした根津美術館は、表参道のどんづまりにあるんですけど、都心にあるとは思えないほどの幽玄な庭園があって、いい美術館でしたよ。有名な「燕子花図屏風」の特別展に合わせて行かれると、さらにいいと思います。東京なので、なかなか行けませんけどね。

彩花里のアドバイス、まっすぐすぎて、わかってるけど・・・となりがちなんですよね。でも、花占いの後押しがあれば、と思って書きました。
そのあたりを感じていただけたようで、嬉しいです。

コメント、ありがとうございました。

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