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ai sp@ce final report

 約1年半続けてきたMMOSG「アイ・スペース」だが、レポートは今回が最後になる。というのも、2011年6月30日をもって、サービス終了となったからだ。

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 前回のレポート以後も、ほぼ毎日のようにログインし、なかなか上がらないLvにやきもきしながら、有料ガチャポンをやったり、フレンドとのトレード(アイテムの物々交換)をやって遊んできた。

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 その間のアップデートだが、システム面ではなにもなく、お気に入りのゲームメーカーkey関係のコスプレアイテムが4点、それ以外のコスプレアイテムが1点、有料ガチャポンで追加実装されたのと、東方projectとの二度目のコラボキャンペーンがあり、コスプレアイテムの無料レンタルがあったくらいのものだった。
 プレイヤーの間からは、不満の声が上がっていたが、今から思えばすでにシステムを大幅に見直す余裕などなかったのだろう。3月の東北太平洋沖地震でプレイヤーが更に減ったこと、東京都青少年育成条例の成立など、向かい風が強かったことも少しは影響したのかもしれない。

 5月に入ると、それまで細々と継続してきたアップデートが、1ヶ月間無くなった。これは、大規模なアップデートか、あるいはサービス終了かと、BBSなどでも騒がれたが、5月24日のアップデートで発表されたのは後者だった。同時に、ラストアップデートということで、大幅なシステムの変更がなされた。
 まず、課金システムが廃止され、有料アイテムはゲーム内通貨で10デレで購入できるようになった。1回500円だった有料ガチャポンも同じく1回10デレになり、以前は1日1000デレだった小遣いが、1日10000デレに増加された。いろいろな制限があったアイテムのトレードも無制限になり、これで事実上の無料化がなされたことになる。
 また、散々苦心していたLv上げも、初心者でも簡単にクリアできて、1回で最大値のLv50に到達するボーナスミッションが追加された。そして、一部のシナリオを見るためのアイテムだったヒロインチケットも対象ミッションをクリアすれば100%手に入るようになった。これで、シナリオも全部見ることができるようになった。
 これは、残り一ヶ月強でやりたかったことをやり尽くしてくださいね、という運営サイドの計らいであり、またこのゲームが完全に終わりになることも示していた。
 サービス終了発表の直後には、サービス継続を望むプレイヤーが署名活動をしたり、集団でデモ(勿論ゲーム内での話しだが)をやったりと盛り上がったが、時間が経つにつれてそれらは沈静化していった。とはいえ、たとえ少数であっても、このゲームを愛する人たちがいたということは、プレイヤー仲間として嬉しいことだった。
 とまれ、終了の日は決まっているわけで、それまでに何をしようか、ちょっと迷った上で、①キャラドルとの交流を描くメインのシナリオ4期分を全部動画で録画すること、②原作3作品のヒロインとのシナリオ3編を全て動画で録画すること、③ドロップ以外のコスプレを全て揃えて可能な限りSSや動画に残すこと、この三つを最低目標にして、あとはできるところまで遊ぶという方針を立てた。
 それからの約一ヶ月は、皮肉にも今までいちばん充実したプレイの日々だった。
 ガチャポンを回しまくってコスプレアイテムを揃えたり、

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 メインシナリオ4期分をプレイしたり、原作3ヒロインとの特訓イベントをこなしたり、

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 ときには運営主催のイベントに参加したり……。

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 そして、目標をほぼ達成して迎えた6月30日、ラストのカウントダウンイベントに参加した。以下、そのときのプレイ日記の抜粋で、本レポートを締めくくりたいと思う。

 モバイル環境でログインして待つこと数分、19時過ぎからカウントダウンイベントが始まった。
 アバター「風花」とパートナーの「さくら」に、そらいろ制服を着せてイベント会場に向かう。この服は、最初に課金して購入した服で、ひときわ思い入れが深い。最後は、これしかないと思うのだ。
 イベントは、3つのチャンネルを使っているのに、何度かサーバーに弾かれながらようやく会場にたどり着くと、UDX前は黒山の人だかり。去年の7月頃を思い出すなぁ。
 携帯を見ると、何人かのフレンドも来ているようだ。とくに親しくしてもらっていた人と携帯メールで会話しながら、イベントの成り行きを見守る。とくに派手なこともなく、イベントスタッフとの会話が中心だが、ときどき花火が上がったりする……らしいのだが、なぜかまったく見えない。
 動画を撮影したり、SSを撮ったりしながら、終了時刻の20時が近づく。この頃から、やたらと動作が不安定になり、クライアントの強制終了や、サーバーからの強制排除などが多発しはじめた。去年の夏の経験から、もぐりこむ方法はいくつも知っている(いったん他のchに入ってから移動するetc)ので、なんとか戻れたが、肝心のスタッフも弾かれて戻れないらしい。
 そんなこんなのうちに、終了予定時刻の20時が過ぎてしまった。会場の皆は、「ありがとう」とか「さようなら」とか次々に発言するが、いっこうに終了しない。そのうち、「なんだ、延長か」「最期まで、ぐだぐだだな」「これがアイスペだ」「このまま、永久に延長」などと発言が飛び交いはじめた。そんななか、ようやく戻ったスタッフから、20時30分に終了とのアナウンスがあった。
 ここから、アイスペの最期を飾るに相応しい、混乱と阿鼻叫喚の30分が始まった。
 chによって状況は違ったようだが、通信障害で強制ログアウトされる人が続出し、一時は会場が閑散とするまでになった。運営からは「通信障害が多発していますが、予定通り20時30分に終了します」とのメッセージが届き、スタッフも排除されたり戻ったり、GPUの問題からかキャラの描画が崩れたり、おおよそありとあらゆる障害が出まくった。私も3回ばかり強制ログアウトさせられ、最後はもうだめかと思いながら、終了1分前になんとか会場に戻るという綱渡りだった。それでも、風花とさくらは、二人そろって可愛らしい姿を見せ続けてくれた。

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 そして、いよいよラスト。運営によるカウントダウンが始まり、最後は「ありがとうございました」の挨拶があって、画面がホワイトアウトしはじめた。これで、サヨナラなのか……。
 慌ててF1キーを押し、風花に最後のエモーション指示を出す。
 頼む、届いてくれ……。
 必死の願いが通じて、風花が、こちらを向いて笑顔で手を振ってくれた。その後ろには、さくらがひっそりと寄り添う。最後まで微笑みをたたえて消えていく二人を見ていたら、不覚にも涙がこぼれそうになった。

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 今日まで、ほんとうにありがとう。いつか、また、会おうな……。
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コメント
7:ひとつの世界のおわり by ひゅひゅ on 2011/08/01 at 23:35:08 (コメント編集)

ネットゲームってやりこんでいくと、そこが一つの世界になってきますね。いわゆるネトゲ廃人のようにネットの中がリアルで現実世界がバーチャルとまでいかないまでも、他のプレイヤーとのネットの中だけでのコミュニティであったり、長い時間自分のキャラクターを操ることにより感覚的に自分の一部のように感じられるようになったりで、普通に生活する場所がひとつ増えたように感じられてきます。
ネットゲームのサービス終了はその世界は突如としてなくなるわけですから、人によっては大きな喪失感を味わうことになるんじゃないかと思うんです。
多数のプレイヤーを持つサービスほどそういった心理を理解して、精神的なダメージを減らすように配慮していかなければならなくなってくると思うのです。

8:Re:ひとつの世界のおわり by TOM−F@管理人 on 2011/08/02 at 19:23:35

ひゅひゅさん

コメントありがとうございます。
ええ、そうです。まさに「世界がなくなった」という感じがしましたね。

アイ・スペースでは、アバターに「キャラドル」というパートナーが付くのですが、これがたんなるお仕着せキャラではなくて、「aiちゅーん」というスクリプトで「自分好み」の性格に変えることができたのです。そこに強い思い入れをした人は、多かったようです。
2chのスレッドを見ると、いまだに「嫁(キャラドル)に会いたい」などという書き込みが続いているありさまですからね。

それから、ネトゲでは当たり前のがつがつした「狩り」をする義務もなく、着せ替え衣装の自慢をしながら、まったりとチャットを楽しむ人もたくさんいました。
そういう意味では、メタバースというかMMOSGとしてよくできていたんだなぁと思いますね。実際、ユーザー主催のSNSでは、今でもユーザー同士の交流が続いています。

ホントに、アイ・スペース制作委員会は罪作りでしたね。

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