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小説『フェアリーテイルズ・オブ・エーデルワイス』 第57話


 『フェアリーテイルズ・オブ・エーデルワイス』
    First Tale“Whose side is fortune on ?”

   cut_oangel_nom_w300.jpg

 【画像提供】 幻想素材サイトFirst Moon http://www.first-moon.com/


 なんの確証もないが、ハノーヴァー公の言葉に従ってここに来た。おそらく、いや間違いなく、ここで彼女と再会することになるだろう。
 ――まるで、|運命の輪《ホイール・オブ・フォーチュン》だな。
 マイケルはロンドン・アイを見上げながら、タロットカードの絵柄を思い出した。この運命の輪は、正位置で出るのか、それとも逆位置で出るのか……。
 そう思ったときだった。
 はあっというため息に続いて、クリスタルガラスのように透明な声が言葉を紡いだ。
 

   第57話 5.10 ホイール・オブ・フォーチュン(Layer:1 Main Story)

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 ※この作品には、表現上の必要から15歳未満の方には不適切な内容や、残酷な描写が含まれています。
 ※最初から読まれる方は、こちらをクリックしてください


新年、あけましておめでとうございます。
ギリでまだ松の内のはず。

今年の第一弾は、フェアリーテイルズ・オブ・エーデルワイスです。
ちょっと間が空いてしまいましたが、見捨てずにブクマを残しておいてくださった読者さま、ありがとうございます。
今年は完結を目指して更新に精を出すつもりですので、よろしくお願いします。

さて、今回のお話。

……
あ~あ、ばらしちゃった。
まあ、あちこちに伏線(隠してないけど)張ってたし、これみよがしな台詞も多かったので、この展開を読んでいた読者さまは多かったのではないかと思います。
知らぬはマイケルばかりなり、です。

さんざんひっぱってきたロンドン・アイにも、やっとこさで乗せてあげられました。
ふたりっきりで、観覧車からロンドンの夕景鑑賞です。考えうる最高のシチュエーションを用意させていただきました。
な~の~に~、なにやってんだよ、おまえら(爆)
このふたりって、どうやってもくっつきませんねぇ(遠い目)
マイケル、グダグダ言っとらんで、押し倒しちゃえばいいんだよ。ま、あとがどうなっても知らないけどね(爆)
タカビー姫君も、可愛げがないよなぁ。ツンデレちゃんには一定の需要があるみたいですけど、デレない子ってどうなんだろう?

ところで、このお話のサブタイトルにもなっているタロットの「運命の輪」ですが、こんなカードです(画像は拾い物)

  150107-002.jpg  150107-001.jpg

大アルカナに属するカードで、番号は10番。意味は、正位置なら「転換点、幸運の到来、チャンス、変化、結果、出会い、解決、定められた運命」、逆位置なら「情勢の急激な悪化、別れ、すれ違い、降格、アクシデントの到来」だそうです。詳しくは、タロットカードのサイトなどでご覧下さい。

じつは、このお話には前日譚があります。
ブログ限定で公開している「Capter X ロンドンの休日(Layer-3, Overlook) featuring「大道芸人たち Artistas callejeros」です。
いずれ番外編としてこちらでも公開するつもりですが、待てねーよ、という方は こちら からどうぞ。

そして、これにてChapter5は終了です。
来月に更新予定の第58話からは、いよいよクライマックスのChapter6に入ります。
予告しておきます。次話は、読者さま完全おいてきぼりの超絶中二なお話です。もしかしたら、ブクマが半分になるかも(爆)
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コメント
792:待っていました! by 八少女 夕 on 2015/01/09 at 03:18:08 (コメント編集)

こんばんは。
お帰りなさい、エミリーちゃん。
相変わらずのタカビー発言が心地よいです。
これを聴かないと、どうも調子が……。

と、思ったらその宣言は……。
その辺、なんとかして留まるようにって出来ないもんですかね。

そして、いろいろと見覚えのあるモチーフが! タロットだけでなく、香水も!
あのラブラブな日々(?)をもう一度、ですね。
なんだか私としては懐かしいんですが、マイケルとしてはもしかして一ヶ月経っていなかったりして?

そして、次回は中二的展開なのですね。
それは、それは、実に楽しみです。
せっかくだから、もうちょっと進展させようよ、マイケル。あ、もちろん観覧車の中で押し倒したりとか、それはかなりヤバいけど、ほら、服脱がない程度ならねぇ(笑)あ、もう地上についちやったんだ。もう一周すれば?

793:こんばんは~。 by 山西 サキ on 2015/01/09 at 20:29:01 (コメント編集)

ずいぶん待っていました。エミリー、久しぶりです。
やっぱりいきなりつっかかってますね。こういうところも素敵ですが、「憶えていてくれたんだ……」と穏やかな微笑みを浮かべるところなんか、とってもチャーミングなんだろうな。
超巨大観覧者なんですね。舞台としてはロマンチックで最高です。
そして、貸切になっているのでしょうか?まぁ25人も一緒だったらムードもへったくれもありませんものね。
せっかくの2人だけのデートなのにストレートな会話。
時間も限られているので仕方がないのでしょうが、この2人らしいです。
でも、エミリーが消えてしまうって、衝撃的な発言でした。
ということはこのエミリーの体の本当の持ち主、主人格というのでしょうか、はセシルたという事?セシルの中にエミリーが存在し始めるって、悪魔の中に一時的に芽生えた良心みたいな感じ?そして時期が来たら消えてしまうのですか?それはあんまりな……。
わたしのことを覚えていなさい、と言った時のエミリーの気持ちを考えるとやりきれないです。
TOM-Fさん!何とかしてください。
自分が間もなく消えてしまう事がわかっていても冷静に対応するって、大変なことだと思うのですよ。突き詰めればだれでもいずれはそうなるんですけれど。

795:Re: 待っていました! by TOM-F@管理人 on 2015/01/10 at 00:53:48 (コメント編集)

> 八少女夕さん

エミリー、ようやく復帰しました。長い化粧直しですねぇ。
タカビー発言、私も書いていて楽しかったです。というか、ちょっと快感でした。やばいかな(笑)
爆弾カミングアウトですよね。ご希望に沿いたいところなんですが……スミマセン。

はい、またあのネタを使わせていただきました。タロットも香水も、八少女夕さんとのコラボがなければ思いついていなかったので、ほんとうにありがたいです。
私もすでに懐かしいのですが、作品中ではあれからまだ一週間ほどしか経っていないんですよね。なんというノロマ更新でしょう(笑)

次話は、もう私の自己満足のためだけの回です。今からお詫びしておきます。ワケワカラン、だと思います。

な、なんですと、まさか着衣のままで、ですか。あわわわ(作者大混乱)
二人ともいいオトナなんだし、そんなに初心でもないんだから……と思いますが、じつは作者がいちばんオクテでダメダメちゃんでして。あと何周しても、なにも起きない(起こせない)と思いますorz

コメント、ありがとうございました。

796:Re: こんばんは~。 by TOM-F on 2015/01/10 at 00:55:09 (コメント編集)

> 山西サキさん

ながらくお待たせしました。満を持して、エミリー再登場です。
で、いきなりつっかかるところが、彼女らしいですね。ほんとに可愛げがない。そのくせ女子力だけは異様に高いのでやっかいです。マイケル、メロメロじゃん(笑)
ロンドン・アイ、乗ったことはないのですが、写真で見るだけでもすごく眺めがよさそうです。くっそ~、なぜ乗っておかなかった(爆)
貸し切りですよ、もちろん。あの団体客、サクラですから(マジです)
いい雰囲気なのに、ああいう話しかさせないところが、私の意地の悪さでして。ですので、当然のごとく、エミリーは・・・です。
お察しの通り、あの身体の本来の持ち主はセシルの方です。エミリーは間借り人みたいなものですが、いちおう同格な存在です。セシルは、悪魔というよりむしろ……(禁則事項です)
エミリーのあのセリフですが、後日になって大きな意味をもってマイケルにのしかかることになります。はい、意地悪で悪辣な作者ですので。
人間は、いつか死ぬものですが、いつ死ぬかわからないから、正気を保っていられるのだと聞いたことがあります。たぶん、そうなんだろうなと思います。
エミリーはとても強い娘ですので、ご心配なく。

コメント、ありがとうございました。

910:こんにちは(*^_^*) by 大海彩洋 on 2015/06/16 at 17:46:15 (コメント編集)

一気にChapter5まで追いつきました。あ、一気にではないですね。ちょっと時間に追われていたのですが、読み始めたら一気になっちゃいました(#^.^#)
まず、マイケルのくそまじめさに笑えてしまうなぁと思ったのですが(あ、嫌味な笑いではなくて、微笑ましい? いや、ちょっと違うか)、この突拍子もない事件が起こっている、しかも人ならざるものが蠢いている物語が、宙に浮かないようにしてくれているのは、このマイケルのくそまじめさなんだなぁと思いました。どんな状況になっても「何か理由があるんだから聞いてやらなくちゃならない」「市民を守るのは警察の仕事だ!」……ちゃんと報告書を書いて、罰せられる人物や参考人を捕えようとしたり話を聞こうとしたり(それが化け物でも!)、というマイケルの警察官としてのくそ真面目さ。
こういうディテール、好きなんですよ。物語の大事な部分ですよね。『スケバン刑事』のスケールを超ビッグにして、突拍子もない能力を持った連中が、あり得ない武器を持って戦っていても、マイケルが地味に「地に足の着いた」方法で物事を見ようとするからこそ、「浮かない」んですね。
そして、そこにはやっぱり恋愛が絡まないとね(#^.^#) 「あ~、ついに自分の気持ちに気が付いてしまったのね!」って、気がついたとたんに終わってる~ってのが哀れだけれど……)ここではくそ真面目さが可哀相→「あれは、俺のプロポーズをかわすための、大げさな口実だったに違いない。だから、エミリーがこんな仕事・・から開放されれば、あるいは……。」……恋は盲目ですね。そして、あえなく撃沈(@_@)……でもメゲナイのですね。2週間なのに「愛」まで到達しましたか!

ちょっと穿った物言いになるかもしれませんが、これってやっぱりTOM-Fさん視点なんですよね? 何故ならTOM-Fさんはエミリーに惚れているんですよね?(いや、自分が惚れるキャラを書くのがTOM-Fさんのモチベーションなんでしたよね。好きなものしか書かないという。←解釈、合ってます?)。
この、マイケルが「エミリーのことが好きだ、デートもしたい」的な方向へするっと向かうのって、アメリカ映画みたいな感じだなぁと思いました(あ、ロンドンだけれど)。これ、日本人主人公の日本映画ならこうはいきませんものね。あ、それがつまりかの優柔不断邦人代表・智之なのか! いや、妙に納得しました。マイケルの行動力にちょっと安心です(いや、いつもTOM-Fさんが「誰にしようか」迷っている主人公を書いているわけでは無い、と?)

でも、ステファニーの展開にはどきっとしました。えっと、これって、もともと? 彼女はでも異種の血が薄くて、それでも危険な行為に及ぶことがあって……でもその辺を歩き回っていていいの~? あぁ、おつむが弱くって、これ以上理解ができていません(@_@)
でも、何だか三つ巴も四つどもえもあって、すごいスケールの話なんですね。マイケルは色んな部分で孤軍奮闘で、誰も本当に味方なのかどうか、エミリーでさえセシルが出て来ては邪魔するし(って、違うか)……それでもあくまでも「○○を逮捕する!」とか言ってるし、その銭形警部並みのしつこさもいい感じです。しかも、恋愛についても「あいつの頬をひっぱたいてでも、目を醒まさせてやります」(#^.^#)
ハノーヴァー公いわく、「アシタカよ、お前にサンが救えるか?」(あ、違う話だった……)

いやこれは、ストーンヘンジやタワーブリッジが破壊されるのも仕方がないか……(いや、だめだ!ってイギリス観光局および政府からクレームが来ますね……そう言えば、昔、ゴジラの第1作が作られた時、放映してくれる映画館がなくて、渋谷かどこかの1つの映画館だけがOKをくれたので、監督がお礼に「ゴジラが上陸してきてその映画館を踏みつぶすシーンを作った」とか……観客は大喜びだったらしい……「きゃ~ゴジラが来た~、きゃ~、踏みつぶされる~」)
『ホイール・オブ・フォーチュン』の回が好きです(#^.^#) 二人はどうなるのかな。運命の輪はどう回るのかしら……
Chapter6で終わりなんでしたっけ……続きをまた楽しみに待たせていただきますね(*^_^*)

914:Re: こんにちは(*^_^*) by TOM-F@管理人 on 2015/06/17 at 18:00:55 (コメント編集)

≫大海彩洋さん

うおおお、あ、ありがとうございます。
あんな読みにくい作品を、まさか最新話まで読んでいただけたとは。すごく嬉しいです。

マイケル、ナントカの一つ覚えみたいですよね~。
そういう意味では、エミリーもハノーヴァー公爵も、いや敵のデイビッドだって、ある意味クソ真面目です。みんなが真面目にやった結果、あんな大騒動が起きた、とまあそんなヨタ話です。
警察ってどういう組織なんだかよくわからないのですが、まあ、普通の会社とたいして違わないだろう、的な発想です。地に足がついていると感じていただけたのは、たぶん、大海彩洋さんもお仕事をされている方だからだと思います。
もっとも、ディテールという点では、大海彩洋さんの小説はとんでもないレベルですごいですよね。御作には遠く及びませんが、こういう「現実」感って、やはり必要なんだろうなって思います。とくに、拙作のようなファンタジーでは。

恋愛も必須ですよね~。曲がりなりにも、ボーイ・ミーツ・ガールな内容ですから。
そして、ああいうすれ違いというか、ちょっとしたタイミングで……っていうの、面白いと思うんですよね。片方が思いを寄せているのに、寄せられている方は他のことに気がいっていて、それに気づかない。そんなものですよね(達観したふり)
そう、そうなんですよ、マイケルはめげない男です。ひとつ間違えれば、ただのストーカーですけどね(笑) たぶん、恋と愛の違いなんて、わかってないですね、アイツは。だって、オマエの気持ちなんて知らない、オレがこう思うからこうするんだ、ですからねぇ。そして、なんだかんだ言っても、エミリーもそんなマイケルに満更でもないのです。でも、大事な娘を、そうカンタンにはやりませんよ。ええ、マイケルには、たっぷりと苦労してもらうつもりです(意地悪作者)
あははっ。そうそう、智之だったら、あそこで結論は出さないだろうなぁ。どうしようって、迷っているうちに・・・。そこは、私小説とエンタテイメント小説の違いかなぁ、なんちって。

えっと、ステファニーはですね、異種の血がちょっとだけ混じっているんですが、なにもなければ「すごく頭のいい女性」くらいなもので済んでしまいます。異種の王であるデイビッドと接触したことで、彼女の異種としての特質が活性化してしまったという状況です。で、事件を起こしているのに、三つの組織の「都合」で、なかったことにされちゃった、ということです。わかりにくいですよねぇ。ちょっと説明不足かな。今後の課題ですね。

マイケルの純粋な味方と言えるのは、ま、部長とビリーとパブのマスターくらいでしょうかね(しょぼいっ)
おお、銭形のとっつぁんですか。マイケル、あのまま年を取ったら、あんな警官になるかもしれませんね。●●~、逮捕する~って(笑) そのしつこさで、はたしてエミリーを救えるのか……。乞う、ご期待です。

へえ、ゴジラにそんな裏話があったんですね。面白い。これだけ宣伝しているんだから、イギリスの観光局とかから、ご褒美とか出ませんかね(笑)
「ホイール・オブ・フォーチュン」の回は、マイケルとエミリーの関係という意味では、クライマックスです。ロンドンアイは、あのシーンのために温存しておきました。かなり気合を入れて書きましたので、気に入っていただけて嬉しいです。
Capter6で、本編はラストシーンを迎えます。そのあと、2話ほどのエピローグで完結する予定です。よろしければ、最後まで見守ってやってくださいませ。

ここまで読んで下さり、そして丁寧なコメントを書いて下さり、ありがとうございました。

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