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自作小説読本・キャラ編「キャラを花と星にたとえると」

拙作のメインキャラたちを花にたとえてみた。
これは、ブロともの八少女夕さんの記事
 「うちのキャラを花にたとえてみました」
と、大海彩洋さんの記事
 「【雑記・小説】キャラのコンセプト」
 「【雑記・小説】キャラのコンセプト~花と女性編~」
を読んで、面白かったので真似をしてみたものだ。
花にたとえる以外に、鳥や風にたとえていらっしゃる方がいる。そこで私もオリジナル要素として、星にたとえてみたものを書き加えてみた。(12/6加筆)
まずは、ご一読いただきたい。

『フェアリーテイルズ・オブ・エーデルワイス』より

マイケル・ステューダー・ヴォーリス
 熱血漢で正義感が強いが、沸点が低くて直情径行。悩むより先に行動するというタイプで、極めて打たれ強く楽天的である。
 星にたとえると、おうし座のアルデバラン。猛牛(笑)
 花にたとえると、赤い薔薇。そのうち、御大と第二次薔薇戦争を始める……かも?

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エリザベート・アマーリエ=ミリア・フォン・フォアエスターライヒ
 通称、エミリー。美貌と気品と教養をあわせもつお姫様だが、性格と言動がとにかく凶悪。嘘はつかないが、言っていることを額面どおりには受け取らない方が良いこともある。
 星にたとえると、はくちょう座のアルビレオ。「北天の宝石」と呼ばれる、青と赤の二重星。
 花にたとえると、エーデルワイス。ちなみにこれは、彼女の片割れの尊称でもある。

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『妹背の桜』より

桜(さくら)
 後世に伝説として伝えられるほどの美貌を持ち、控え目で従順な性格だが、他者への依存度が極めて高く、刹那的な思考に陥りやすい。
 星にたとえると、おとめ座のスピカ。じつは他にぴったりな星があるのだが、とんでもないネタバレになるのでナイショ。
 花にたとえると、桜。散りゆく姿が、切ないほどに美しい。

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風花(ふうか)
 なにごとにもまっすぐ向かう性格だが、それゆえに融通が利かない。華やかではあるが、逞しさには欠ける。
 星にたとえると、うしかい座のアークトゥルス。ちなみに、スピカとアークトゥルスは夫婦星とも呼ばれる。
 花にたとえると、桜。あ、微妙にネタバレが……。

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『あの日、星空の下で』より

星河智之(ほしかわともゆき)
 だれに対しても優しいが、逆にいえば八方美人。現在は一介の大学生で、将来は一介の教師になってそのまま人生を終えそうな人物。
 星にたとえると、わし座のアルタイル。いわずもがなの、彦星。
 花にたとえると、アジサイ。あんた、ほんとは何色なの?

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春日綾乃(かすがあやの)
 才能に恵まれ強い上昇志向を持つ才媛だが、他者が抱くコンプレックスに対する理解がないというか、できない。意外に家庭的で世話焼きな、ダメ男製造機だったりする。最近はCERNあたりに出没しているらしい。
 星にたとえると、はくちょう座のデネブ。全天でも有数の白色超巨星。
 花にたとえると、ひまわり。見下ろされてる感じと、圧迫感がね。

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観月詩織(みづきしおり)
 おとなしく我慢強い性格で努力家だが、自虐的でストレスを溜め込んでしまうことが多い。作品中では、コスプレ&お色気担当だった。現在は、東京で高校生をやりなおしている。
 星にたとえると、こと座のベガ。織姫……あ、しまった。ちなみに、この三人の星は、「夏の大三角」と呼ばれるアステリズム(星の並び方)をかたちづくっている。天の川に浮かぶ、とても見つけやすい星たちだ。
 花にたとえると、カトレア。ランは着生植物だし、色っぽい花なので。

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『花心一会』より

水無瀬彩花里(みなせあかり)
 お人好しで穏やかな性格だが、言動が想定の範囲を出ることがなく面白みに欠ける。自己主張やドラマツルギーも少ない、扱いにくい人物。
 星にたとえると、おうし座プレアデス星団のアルシオーネ。他の星たちと輝き合うことで、美しい姿を見せてくれる。
 花にたとえると、カスミソウ。アレンジメントの主役じゃないけど、入ってないと寂しい。って、彩花里、その花鋏をしまいなさ(切)

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拙作をお読みになったことがある方は、イメージに合っていただろうか。
あるいは、これを読まれて拙作に興味をもたれた方は、カテゴリーのボタンから各作品にお進み下さい(プチ宣伝)

さて、ここからは、キャラのコンセプトということについて、すこし語りたい。

拙作のうち、『フェアリーテイルズ・オブ・エーデルワイス』と『妹背の桜』については、作品のテーマとキャラの設定が密接にかかわっていて、不可分な構造になっている。『妹背の桜』は、キャラの名前すら変えられないほどだ。そして、当然のごとくキャラたちが動き回って、物語を進めてくれている。彼らは、そういうコンセプトのもとに、作品とともに生まれたキャラだった。

『あの日、星空の下で』では、キャラを果たすべき役割ごとに創造した。主人公だが自分からは動かない星河智之、青春の光や積極性の象徴である春日綾乃、青春の影と消極性の象徴である観月詩織という組み合わせだ。まるで観客であるかのような主人公は、メタな構造を持つ作品自体のコンセプトにも合わせてある。

そして現在連載中の『花心一会』では、レギュラーキャラである水無瀬彩花里は主人公ですらない。物語の主人公は彩花里のもとにやってくる客であり、彼女はその客に光を当てて、いっしょに物語をつくっていく役割を持ったキャラというコンセプトになっている。彼女自身の物語は、作品ではおまけ要素でしかなく、多くを語られることもないだろう。

このように、作品ごとに異なったコンセプトで生み出されたキャラたちだが、本編の連載後にも続編や番外編で使いやすいキャラとそうでないキャラがある。
桜や風花、マイケルやエミリーは、使い道が限定されてしまう。綾乃や詩織も、性格がはっきりしているので、特定の用途にしか使えない。そういう意味では、智之や彩花里は、使い勝手がいいキャラということになる。
本編では活躍しないキャラの方が使えるというのは、じつに皮肉なことだ。
それにしても、もし智之と彩花里を絡ませたら、話が進まないことこのうえないだろうなあと思う。やらないけど(笑)

 ※写真はすべてネットで拾ったものです
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コメント
757:おお〜、はやっているぞ by 八少女 夕 on 2014/12/06 at 19:15:35 (コメント編集)

おはようございます。
遊んでくださってありがとうございました。

星というのは、たしかにTOM-Fさんっぽいですよ。
智之ちゃんが彦星で、詩織が織姫で、綾乃は橋になる白鳥だったら、綾乃が激怒しそう? でも、夏の大三角形(関係?)なのですね。超納得(笑)

あ、二人とも桜。そういえば、傲慢陰陽師見習いとの共演のために桜を二本お借りしたことがありましたよね〜。その節はありがとうございました。

そしてマイケルが紅薔薇で御大と薔薇戦争ということは、閣下は白薔薇かあ。かっこいい〜。薔薇戦争ってどっちが勝ったんでしたっけ。今度の結果はどうなるのかな?

青と赤の二重星はぴったりですね。エーデルワイスはあっちの子の称号なんだ。やっぱり二人で一人でもないのかな。ううむ、この辺りは先を読むしかないな、お願いしますよ、TOM-Fさん。

それから、キャラ論の方ですけれど、強烈じゃない方が使い回しがきくというのは真理ですね。やっぱり本人のことはそっちのけタイプ(彩花里とか)は、自分のことで精一杯のキャラと違って、色々なお相手と絡ませやすいですよね。
それに無理な領空侵犯がないというのか、相手がぐずぐず悩むその余地まで残してくれるので、作者的に話が進めやすいのかも。

TOM-Fさんらしいキャラのお話で楽しめました。

759:Re: おお〜、はやっているぞ by TOM-F@管理人 on 2014/12/08 at 19:50:31 (コメント編集)

> 八少女夕さん

はい、楽しませてもらいました。
最初は花だけで記事をアップしたんですけど、他の方がいろいろたとえていらっしゃるみたいなので、私もちょっと付け足してみました。
智之と詩織と綾乃の関係は、もうそのものずばり三角形ですからね。詩織、今のうちにアドバンテージ築かないと、超新星化した綾乃が帰国したらヤバイかもよ(笑)
ええ、二人とも桜なんです。こちらこそ、その節は瑠璃媛さまにうちの子のお悩み相談に乗っていただき、ありがとうございました。
薔薇戦争はご存知の通り、紆余曲折を経て最後は赤薔薇テューダー家の勝利に終わっています。もっとも、ほんとうの勝者がどちらなのか、微妙ですけど。第二次薔薇戦争の帰趨を握っているのは、あのKYなお嬢様でしょうね。彼女の秘密については、作品の最後でいちおうの結論を提示します。いちおうの、ですけど(イミフ)

キャラ論も楽しかったです。普通なら、キャラが立っている方が使いやすいのかもしれませんけどね。仰るとおり、自分の領分から一歩も出ない子の方が、絡ませやすいですね。その点では、彩花里の地位は磐石ですね(笑)

コメント、ありがとうございました。

761: by 大海彩洋 on 2014/12/09 at 02:10:28 (コメント編集)

花はやっぱり桜ですね。そして、その桜が2人も(そうかぁ、かの二人はどちらも桜なのですね……ですものね)。実はですね、うちのを花に例えながら、うちには桜がおらんわぁと思っていたのです。で、ふと、でもTOM-Fさんちの桜はまさに桜だよなぁと思っておりました。
桜の掌編の彼女は桜なのですけれど、これは掌編だからできることで、長編だと書いているうちに本性が現れちゃって、桜のイメージのままではいられなくなるのかしら^^;
個人的には梅が好きで、でも、梅もまたいない……
そして彩花里のカスミソウも、なるほど、でした。「あの日、星空の下で」チームは星の例えに、なるほどなるほど、と。星空の大きな三角形に投影されるなんて、ほんとゴージャスな三角関係ですよね。

うちはシリーズがあれこれたくさんはないのですけれど、真シリーズはまさに、真がただの傍観者(探偵として)になるお話と、本編(巻き込まれまくりというよりも、自分自身の事件)のお話との二重奏になっておりますが、これは多分私の親心というのか、このままじゃ可哀相だわという気持ちの表れなのかも、とこちらの記事を拝読して思いました。このあたりはコンセプトが統一されていないなぁ、私……
でも、物語の中で必死になっている主人公も、少し離れて見守っているキャラも、どちらも必要なんですよね。当然感情移入しやすいのは前者だけれど、後者に癒されたいときもある……彩花里はまさに癒しキャラの代表ですよね。

763:Re: 桜 by TOM-F@管理人 on 2014/12/10 at 18:59:27 (コメント編集)

「妹背の桜」の二人を書いているときは、頭の中が満開の桜でピンク色でしたよ……ん、なんか意味が微妙に違う?
大海彩洋さんの桜の掌編、あれは桜の花(木)のように、切なくて力強いお話でしたね。梅は、なかなか難しいかなぁ。清潔で穏やかで、ほのかに色気があって。そんな感じでしょうか。
彩花里のカスミソウは、もう狙い通りって感じです。
「あの星」の三人は、私にとっては「花」じゃなくて「星」ですね、やはり。役割も最初から夏の大三角になぞらえてましたので、これしかないって感じです。

大海彩洋さんのキャラは、読ませていただいた作品ではワンオフという感じがしましたけど、やはりメインの作品の主要なキャラとなると、いろいろとくっついてくるものもあるのでしょうね。このお話だけでは書ききれないと、そういうことかなぁと想像しています。
なんにしても、こういう作品(キャラ)論って、面白いですね。

コメント、ありがとうございました。

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