RSS

名は(正)体を表す ーキャラの名前についてのひとりごと-

お世話になっている八少女夕さんが以前に書かれていた記事に触発されて、自作小説のキャラたちの名前について考えてみた。

  八少女夕さんの記事はこちら→「名前の話 キャラ編 その2」

八少女夕さんの記事は、命名の際のこだわりや気を付けていることなどの真面目な考察記事だが、私は中二臭の漂うネタばれ&宣伝になってしまった。本編を未読の方や、興味のない方は、最大級の警戒をして欲しい。

さて、私の場合、キャラの名前は、ずばりその作品での役割や立ち位置を表している。
命名センスはよろしくないので、キラキラ系はなくて比較的オーソドックスな命名になっているが、名前に込められた意味がわかると、その作品のスジやオチもおおよそわかるようになっている……かもしれない(笑)

では、早速いってみよう。

まずは、完結済みの作品『あの日、星空の下で』から。
「星河智之」
「春日綾乃」
「観月詩織」
メインの三人は、かなりわかりやすい。いわずもがな、「星」と「太陽」と「月」である。
星は動かないもの、太陽は青春の光、月は青春の影という、三人の役回りを象徴している。太陽も月も、出ているときは空をかなり明るくしてしまうので、星は見えなくなるというわけだ(笑)
サブキャラのなかから、ひとり。
「軽津ありす」
この子の名前は、ドイツの有名な光学機器メーカーでプラネタリウムでも有名な「カールツァイス」をもじったもの。彼女のイメージ、限りなくホンモノに近いニセモノ(ヴァーチャル)を表している。

続いて、同じく完結済の作品『妹背の桜-衣通姫伝説異聞-』から
「風花」
「秋月」
「桜」
文字通り、「雪」と「月」と「花」を表している。それぞれが引き立て合う関係であるが、月は花と雪を、あるときは優しく見守り、またあるときは冷たく見下ろす存在でもある。
物語は、春夏秋冬+春という構成で、桜=春、月=秋、雪=冬となっている。え、夏がない? ふっふっふっ、誰か忘れちゃいませんか……
「橘花」=橘=夏。
「橘花」は、「左近の桜、右近の橘」に象徴されるように、「桜」と対をなすものという役回りだ。結局のところ、「橘花」と「桜」とは終生、相容れない存在だった。

ここからは、連載中の作品。

『花心一会』
「水無瀬彩花里」
珍しくキラキラ系だが、これはオマージュにした作品の主人公の名前をもじったもの(モロバレだなぁ)
彩花里=あかり=灯であり、あくまで相手を照らす存在という意味である。
ちなみに、ゲストキャラの命名にもルールがある。気がついた方は、こっそりと申し出てくだされば、先着三名様に(ry

『フェアリーテイルズ・オブ・エーデルワイス』
「マイケル」
「エリザベート(エミリー)」
 マイケルは、大天使ミカエルから命名。欧米ではよくある命名法であり、ドイツ人の元F1レーサー、ミハエル・シューマッハーとか、元ソ連大統領、ミハイル・ゴルバチョフなんかも、同じファーストネームだ。ちなみに大天使ミカエルは、警察官の守護天使になっているらしい。
 エリザベート(エミリー)は、もはやどれが本名やねんという感じだが、欧米ではポピュラーなネーミング(のはず)だ。オーストリアのエリザベート皇后、イギリスのエリザベス二世女王、スペインのイザベラ女王なんかも、同じファーストネームだ。みんな王族なのは、たんなる偶然であって、けして意図した人選ではない(笑)
そして主役級から、もう一人。
「アーサー」
 正体不明の貴族ハノーヴァー公爵のファーストネームだが、こちらは所有している超兵器(剣)と深い関係がある。あの剣は、岩に刺さっていたとか(禁則事項です)、湖の乙女から授かったとか(禁則事項です)、とにかくイワクインネンが多いシロモノだ。伝説級の獲物なので、一般人にはとうてい扱いきれるものではなく、鞘から抜くことすらできないだろう。そういえば、聖杯戦争でセイバーのサーヴァントが使ったときにも、恐るべき威力を発揮していた。
ちなみに、エミリーとアーサーには、本編ではまだ明かされていない真名がある。明かしちゃうと決定的なネタバレになるので、本編が完結するまではナイショである……完結しても、ナイショかもしれないが(爆)
トラックバック
トラックバック送信先 :
コメント
716:ええ〜 by 八少女 夕 on 2014/10/16 at 04:51:20 (コメント編集)

あんなに長いのに、本名じゃないんですか?!
そ、そっか。名前を言うだけでネタバレになっちゃう?  二人とも? なんだろう。セットなのかしら。

ところで、「星・太陽・月」とか「「風月花」とか「春夏秋冬」とか、全く氣がついておりませんでした。そうやってこだわってつけると、普通は不自然なありえないものになるのに、ものすごくさりげなく、綺麗についていますね。愛を感じるわ〜。

主役はともかく、脇役は音とイメージで適当につけている私は、海よりも深く反省しました。

水無瀬彩花里は、全然知らないのですが、音がおんなじとか? TOM-Fさんのお好きな作品の主人公なんでしょうかね(笑)

717:Re: ええ〜 by TOM-F@管理人 on 2014/10/17 at 00:33:17 (コメント編集)

> 八少女夕さん

そうなんです、あんなにご大層な名前なのに、本名じゃないんですよ。
本名を出したら、ご老公が登場と同時に印籠を出してしまう、みたいなことになりそうです(笑)

「妹背の桜」の方はともかく、「あの日、星空の下で」の方は苗字ではなく名前にすればよかったと、ちょっと後悔しています。苗字なんて、ほとんど本文に出てきませんからね。

> 水無瀬彩花里は、全然知らないのですが、音がおんなじとか? TOM-Fさんのお好きな作品の主人公なんでしょうかね(笑)

隠すことでもないので白状しますと、天野こずえのマンガでアニメ化もされた「AQUA」と「ARIA」という作品のヒロイン、水無灯里(みずなしあかり)をイメージしました。って、ちょ~恥ずかしくなってきました(笑)

コメント、ありがとうございました。

718:こんばんは! by 山西 サキ on 2014/10/17 at 22:09:17 (コメント編集)

「カールツァイス」「軽津ありす」ですね。
こういうのサキは大好きですから……。
TOM-Fさんの命名はそれぞれに込められた意味などがあって、この解説は面白かったです。
サキとTOM-Fさんはキャラクターなどに若干似た部分が有りますが、この命名に関してはだいぶ違っている、そういう印象を持ちました。
サキの付ける名前に意味は無いですし、なんか、こう、発音から受けるイメージの方を優先しているようです。
TOM-Fさんのように、漢字の意味を優先で付けることも無いですね。
「軽津ありす」のようにもじって付けるかというとそうでもありません。
なにか耳障りの良い発音をカタカナのまま、或いは漢字を当てて命名する。
シスカなんかその典型です。意味は何もありません。
ゲストキャラの命名にもルールがある、ですか?こちらについては解説は無いのかな。
そして『フェアリーテイルズ・オブ・エーデルワイス』の命名にはもう脱帽です。
西洋系の命名はサキには無理です。思い知りました。
え?本編ではまだ明かされていない真名?すごく気になります。
完結しても、ナイショなんて言わないでくださいネ。

719: by つるけいこ on 2014/10/18 at 21:32:01

漢字の名前はまだしも、西洋系の名前も由来があったとは〜。
マイケルなんて、ごくごく一般的なイギリス人名前だから適当につけたのかと思いました。(笑)
警察官の守護天使なんですね。
アーサーは名前一緒だな〜とは思ってましたが、ほんとにそこからつけられたんですね!
剣も持ってるし、まさか本人なんじゃ!

720:そうそう by 大海彩洋 on 2014/10/19 at 10:35:17 (コメント編集)

名前の付け方って、作者の拘り処のひとつであったりしますよね。
天文系は何となく感じていましたが(星、太陽、月)、こういうのってまさにわが子に名前を付ける時の楽しみですよね。こっそりと暗号的にキーワードを入れていく、読んでくださる人に分かるかどうかのギリギリのあたりが楽しかったりして。
で、外国人の名前の場合は余り突飛な名前をつけないあたりも、分かります。うちの竹流の本名はジョルジョと言いますが、サン・ジョルジョから取っています。有名人とか聖人とか神話の人物から取る。やっぱりそうなりますよね。
私の場合は日本人の名前はこれまで思いつきという言うか、適当に思い立った感じでつけていましたが(よく言えばインスピレーション?)、最近は遊ぶようになりました。きっとブログで皆さんが書かれている色んなキャラクターに出会えたからかもしれません。
TOM-Fさんの拘り、楽しませていただきました。
今度私もトラックバックさせてもらおうかなぁ。
楽しい記事ありがとうございました。

721:Re: こんばんは! by TOM-F@管理人 on 2014/10/19 at 22:57:17 (コメント編集)

> 山西サキさん

サキさんは、ありすを気に入ってくださっていましたよね。ありがとうございます。
あざといくらいのもじりですけど、楽しさをわかってくれて嬉しいです。
名前については、そんなにこだわる必要もないのでしょうけど、つい気負ってしまいますね。これはもう、クセというレベルかもしれません。
サキさんのキャラの名前、すごく不思議な響きがして、そのセンスの良さには驚かされます。私では、ああはいきませんから。
「花心一会」のゲストキャラの命名ですが、そのうちまた自慢たらしく語りだすと思いますので、そのときのお楽しみということで(笑)
エミリーとアーサーの真名については、そうですね、そちらもいずれカミングアウトしたいと思います。それまでは、あれこれ想像してみてください。

コメント、ありがとうございました。

722:Re: タイトルなし by TOM-F@管理人 on 2014/10/19 at 22:58:52 (コメント編集)

> つるけいこ さん

はい~、西洋系の方にも意味を持たせてます。
白状しますと、マイケルもエリザベートも、ぱっと頭に浮かんだ名前ではあるんです。で、あとから調べていくうちに、いろいろわかってきて、これでいこうと決めたわけです。
そうですね、つるけいこさんの「アイオロス」の神官さまとかぶってますよね。正体が謎めいていて、なにか企んでそうで、微妙にラスボスっぽいけど……というのも、似てるかも(笑)
え、いや、そ、そんな。ご本人とか、そんなことあるわけ……(爆汗)

コメント、ありがとうございました。

723:Re: そうそう by TOM-F@管理人 on 2014/10/19 at 22:59:49 (コメント編集)

> 大海彩洋さん

そうなんですよ、べつにそこまで拘る必要もないのかもしれないんですけど、つい熱くなってしまうんですよね。

> こっそりと暗号的にキーワードを入れていく、読んでくださる人に分かるかどうかのギリギリのあたりが楽しかったりして。

そうそう、それです。わかってくれるかな、バレちゃうかなというスリルが、たまりません。

外国人の名前は、数がすくないですし、日本語みたいに読みは同じでも漢字の意味で印象がちがうということもありませんからね。
まだ本編はすこししか拝読してないのですが、「竹流」という名前は、すごく風流なイメージがあります。ほかの皆さんのキャラも、命名にそれぞれ特長があって、楽しいですよね。
またしょうもない名前遊びをすると思いますが、お付き合いいただけると嬉しいです。

コメント、ありがとうございました。

▼このエントリーにコメントを残す

   

ようこそ

オーナー

TOM-F

Author:TOM-F
 
 ようこそ、Court Cafe へ。

 自作小説をメインに、アニメや旅行記など趣味のお話を綴っています。
 楽しいひとときを、おすごしください。

作品

FEOバナー

花心一会バナー

あの星バナー

妹背の桜バナー

記事

コメント

ブロとも

ブロとも申請

リンク

外部リンク