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『花守-平野妹背桜縁起-』「妹背の桜」外伝 競艶 「樋水龍神縁起」

 ブロともの八少女夕さんが、ご自身のブログ『Scribo ergo sum』開設一周年を記念して企画された『scriviamo!』へ参加させていただきました。

 どうしようかと悩んでいたときにひらめいたのが、八少女夕さんの小説『樋水龍神縁起』への、押しかけコラボ小説でした。

『樋水龍神縁起』は、八少女夕さんご自身が「異色」と位置づけられている長編小説です。「夏、朱雀」、「冬、玄武」、「秋、白虎」、「春、青龍」の四部作になっていて、外見こそ輪廻転生ものの幻想的な恋愛小説というスタイルですが、その内容は、般若心経の解釈を巡る八少女夕さんの深い思惟と理念がテーマとして描かれている、渾身の作品です。
『樋水龍神縁起』は、ほとんどの部分が現代日本を舞台にしていますが、その一部に拙作『妹背の桜-衣通姫伝説異聞-』と時代が重なるところがあることから、今回、無謀にも『樋水龍神縁起』に登場する瑠璃媛をお借りして、拙作のサブヒロインである橘花の苦悩を絡めて、『妹背の桜』の幕引きに当たる小説を書いてみました。

 タイトルは、花守-平野妹背桜縁起-『妹背の桜』外伝・競艶『樋水龍神縁起』です。

 約8千文字ほどの短編小説なので、気軽に読んでいただければ嬉しいです。ちなみに、タイトルにある「競艶」という見事な当て字は、八少女夕さんのアイデアです。上手いなぁ……。
 なお『花守』は、単独でお読みいただけるようになっていますが、『妹背の桜』の後に続く位置づけの小説であることは、ご承知おきください。

 さて、このお話を八少女夕さんにもちかけたところ、それならばと『scriviamo!』恒例のアンサー小説を書いてくださいました。
『樋水龍神縁起 外伝-桜の方違え-』・競艶「妹背の桜」です。
 この作品、短い時間で書き上げられたものですが、拝読していくうちに、感動で背筋がゾクゾクしました。読み終えたときには、スイスに足を向けては寝られないな、と思ったほどです(笑)

 ちなみに、四つの作品を時代の古い順で並べると、
 『妹背の桜』 → 『花守』(本作) → 『桜の方違え』 → 『樋水龍神縁起』
となります。
 すべてをお読みいただく必要はありませんし、一連の作品として企図されたものでもありませんが、もし、お時間と興味がありましたら、上記の順に通読していただくと、平安時代から現代に至る、壮大な物語をお楽しみいただけると思っています。
 もうちょっとだけ宣伝させていただきますと、『樋水龍神縁起』は、同じく八少女夕さんの『大道芸人たち』に繋がり、『大道芸人たち』とコラボさせていただいた拙作『フェアリーテイルズ・オブ・エーデルワイス』に繋がっていきます。手前味噌で恐縮ですが、こういう繋がりって、わくわくしますね。

 末筆になりましたが、少女夕さん、今回もまたお世話になりました。御作とのコラボ小説を書くのは、ほんとうに刺激的で楽しいものでした。心から、お礼を申し上げます。ありがとうございました。また機会がありましたら、よろしくお願いします。

 では、八少女夕さんの今後のご活躍と、ブログ『Scribo ergo sum』の発展を祈念しまして、乾杯……じゃなくて、scriviamo!


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花守 -平野妹背桜縁起-「妹背の桜」外伝・競艶「樋水龍神縁起」



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月刊・Stella(ステルラ)3月号参加 小説・短編 Stella.jpg


 【画像提供】 幻想素材サイトFirst Moon http://www.first-moon.com/
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コメント
170: by 八少女 夕 on 2013/03/01 at 03:52:57 (コメント編集)

こんばんは。

この度は、本当にありがとうございました。

TOM-Fさんに書いていただくまで、こういうコラボが出来るとは思ってもいませんでした。時代物の方が、実は無理矢理人物を共演させるのには向いているんですね。口らかならぬ筆からでまかせも、スラスラといきました。二作品とも本当の史実とは違うから「天皇が違う!」なんて事にもならないし。

素敵な作品を本当にありがとうございました。次の機会も、是非よろしくお願いいたします。

171:Re: タイトルなし by TOM-F@管理人 on 2013/03/01 at 09:10:42

八少女夕さん

こちらこそ、ありがとうございました。
そうですね、古墳時代から平安時代くらいまでって、史料もそれほど残っていませんし、そのわりに記紀などの神話みたいなものや物語文学なんかはけっこう残っていて、いろいろ想像を膨らませるのにいいですね。
実在しない天皇を、しかも大王なんて呼び名で出しているので、年代も特定できませんし、もうやりたい放題です(笑)

八少女夕さんの小説は、いろいろとインスパイアを与えてくれますし、懐の深いものですので絡みやすかったですよ。
また、よろしくお願いします。

172:RE: by 篠原藍樹 on 2013/03/06 at 14:36:28 (コメント編集)

発刊に伴い、コメント書きに来ました

む、夕さんのコラボ作品から読んでしまったためか、全く感覚が違いますね
初めてこの物語を読ませてもらいましたが、大変人の繋がりが面白くできていると思いました
史料探しなんかも結構大変なんじゃないですか?
時代錯誤や実際にない史実も小説ならOKでしょうけど、それなりにその事象を理解しないといけないと思います、、ご苦労さまです(^^)

楽しめました、ありがとうございます

以上です。

174:Re: RE: by TOM-F@管理人 on 2013/03/07 at 09:31:08

>篠原藍樹さま

Stella3月号の編集、おつかれさまでした。
表紙におしかけまして、失礼しました(笑)

小説、読んでいただいてありがとうございます。八少女夕さんとのコラボ小説ですが、描いた時代と登場人物が重なっていますがそれぞれの作品の世界観があるので、人物の呼称(天皇が「主上」だったり「大王」だったりする)などは、あえて違うままになっています。また、ひとつの事柄をまったく違う人物の視点で追っているので、だいぶ印象が違うようになっています。でも、そこが今回のコラボの最大の魅力でもあります。そこを楽しんでいただけたのなら、嬉しいです。

史料探しは、インターネットのおかげで、意外と楽でした。あまり深く理解しないまま、テキトーに書いてしまった部分もありますが、まあ小説ですので(笑)

コメント、ありがとうございました。

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