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『あの日、星空の下で-Stella Osservazione Società-』第3話

「失敗することにだって、意味はあるんだ……」
 幼馴染の少女は、白い息を吐いた。
「それを受け入れることで、次の成功が見えてくるから」
「あなたは……」
 もうひとりの少女が、小さな声で応えた。
「いつでも、前だけを見ているのね」


 『あの日、星空の下で-Stella Osservazione Società-』

        あの星イメージ(QWE-MSL_001)

 第3話 Sign.03 ピスケス・フォトグラフ

 第3話のメインキャストは、春日綾乃です。
 主人公の幼馴染の綾乃は、愛らしい外見と、いつも元気で明るくて前向きな性格で、校内でも人気の高い女子生徒です。
 ヴァレンタインデーだというのに、同じ学年の男子生徒から告白を受けることになった綾乃は、主人公と観月詩織に立会いを頼みました。
 それは、三人の関係にどんな影響を与えることになるのでしょうか。
 では、2月の星空をお楽しみください。


 Sign03. ピスケス・フォトグラフ

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      月刊・Stella(ステルラ)2月号参加 小説・連載 Stella.jpg
TOM-F
Posted byTOM-F

Comments 14

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八少女 夕  

食いしん坊なテンプレート、いいですね。背景が薄い色の方が個人的には読みやすいです。

「暗闇の中で、はじめての……」には、どきりとしましたよ。いきなりその展開ですかって。失礼しました。
フォンダン・オ・ショコラがお揃いでしたね。綾乃ちゃんのと観月さんのとどっちが美味しかったって言わない所に智之ちゃんのちょっぴり「ずるい」男心が隠れていますね。いいなあ、よりどりみどりで。でも、はっきりしたまえ!

ヤキモキしたまま、次回をお待ちしています。

2013/01/31 (Thu) 05:23

TOM-F@管理人  

Re: タイトルなし

八少女夕さん

いつも、コメントありがとうございます。

Sweets系のメニューが多いブログですので、テンプレも甘党のものを使っていることが多いです。

> 「暗闇の中で、はじめての……」には、どきりとしましたよ。いきなりその展開ですかって。
 そこを拾っていただいて、ありがとうございます。はい、それを狙いました。 

> フォンダン・オ・ショコラがお揃いでしたね。綾乃ちゃんのと観月さんのとどっちが美味しかったって言わない所に智之ちゃんのちょっぴり「ずるい」男心が隠れていますね。いいなあ、よりどりみどりで。でも、はっきりしたまえ!

 そうなんです。夕さんのお話を読んだとき、うは~かぶったぁ、って思いました。
 智之は何事に対しても優柔不断なヘタレなので、決められないんですね。で、現状維持を優先する。ずるいヤツですね~。なんで、こんなヤツがいいんでしょうね、あの二人。

> ヤキモキしたまま、次回をお待ちしています。

 ありがとうございます。
 こちらでちょびっと予告させていただきますと、次話は3月末に投稿を予定しています。このあたりでリア月日とお話の「時差」を修正しておかないといけませんので。
 Stella 3月号には、夕さんの「scriviamo!」用の書き下ろし作品を載せてもらおうかと思っています。
 詳細は、メッセージでご連絡しますね。

2013/01/31 (Thu) 09:55

山西 左紀  

こんばんは!

2話・3話と読ませていただきました。
綾乃と観月この2人の女性の対比が鮮やかに描かれていますね。
山西は“キャラがみんな同じようになってしまう症候群”に悩まされていますので、とても羨ましいです。自分の性格上山西は観月を応援してしまいますが、綾乃の性格もとても好きです。はっきりしていて前向きで、自分にないものをたくさん持っている彼女は、絵夢と似ている部分もあって、憧れを持って見つめてしまいます。こんな素敵な2人の女性に意識される智之ってなんて幸せ者(?)なんだろう。こいつぅ!ちゃんとわかってるのか?(失礼)
観月の巫女姿、素敵でしょうね?でも校則をちょいとやぶってしまえるとは、静かなだけではなさそうです。芯の強さのようなものを感じました。でもちょっと校則厳しすぎですね。
“綾乃の緊張した息づかい”の下り、ちょっとビックリしてしまいました。作戦は大成功ですね?写真の現像作業とはやられました。山西は写真部に在籍していたことがありますので(廃部になってしまったので、ほんの短い間です)ちょっとだけ経験があります。一発勝負の緊張感はたまらなかったです。
家には望遠鏡もあったんですよ。7㎝位の屈折だったかな?山西のものではなかったんですが時々覗かせてもらってました。ですから、この物語の細かい設定はなんだか懐かしいです。流れに引き込まれていきます。
3人の関係に興味津々です。続きを楽しみに待っています。
では。

2013/02/02 (Sat) 22:04

TOM-F@管理人  

Re: こんばんは!

山西左紀 さん

 コメント、ありがとうございます。
 わわっ、二話通して読んでくださったんですね。嬉しいです。

 綾乃と観月の対比や、智之との微妙な距離感といったものを書くことが、この作品のメインテーマですので、そこを読み取っていただけたのはすごく嬉しいです。
 そういう目的があるので、キャラの性格付けや設定は、かなり極端にしました。まあ、こんなにはっきりした違いは、現実にはないのでしょうけど(笑)
 綾乃と観月、私はもちろん二人とも思い入れがありますが、観月を応援してくださって、しかも綾乃の性格も気に入ってもらえたというのは、やった~って感じです。
 え、え、絵夢ちゃんと似ているって、うは~、それは嬉しすぎです。今、「絵夢の素敵な日常」を最初から読ませてもらっているのですが、絵夢ちゃんは、ほんとに面白い子ですね。第一話の金環日食は、拙作でも取り上げたいと思っていることだし、第二話の金星の太陽面通過も天文現象のお話なので、面白かったです。
 智之は、ヘタレさんなので、これからもヤキモキさせたりイライラさせると思いますが、優しく見守ってやってください(笑)
 観月は、地味な性格の子ですが、たしかに芯は強いです。ストーリーの都合上、校則は厳しい目に設定しました。
 あのシーンは、それを狙いました(笑)全年齢対象作品ですので、恋愛要素は薄めですし、そういうシーンは出てきませんので、ご安心ください(で、いいのか?)
 山西さん、写真部にいらっしゃったんですか。しかも、望遠鏡も覗いたことがあるなんて。おかしなところがあったら、こっそりと教えてくださいね。

 これからも、よろしくお願いします。
 では、また。

2013/02/04 (Mon) 00:08

夕月望 (sogetsu2)  

感想です

 読みました。「目標は、いつだってはっきりと目の前に見えている」という言葉、自分が深読みしているだけかもしれませんがかなりずしりと来ました。観月さんは、今は前に進むのをためらっていますが、いざ進んでしまうと大胆な感じもしますね。

 二人と智之くんの関係はこれからも目が離せません。次のお話も期待しております。それでは。

2013/02/10 (Sun) 07:18

TOM-F@管理人  

Re: 感想です

夕月望 さん

 いつもコメントをいただき、ありがとうございます。

 あの台詞は、綾乃の行動原理を示したものですので、興味を持ってもらえて嬉しいです。
 綾乃は、素質と才能に恵まれ、常に高い目標を持っていて、しかもそれを達成する自分を、明確に思い描いている子です。彼女は、失敗してもそれを糧にして、どんどん前に進んでいきます。彼女にとって、挫折ということは存在せず、すべてが成長するためのいい経験ということになります。それは、何事においても(恋愛や人間関係でも)同じです。
 観月詩織は、綾乃とは正反対のタイプですね。失敗を恐れて、何事もなかなか行動に移せない子です。大胆そうに見える行動も、彼女にとっては、必要に迫られてやっているだけです。

> 二人と智之くんの関係はこれからも目が離せません。
 ありがとうございます。この三人の関係を、じっくりと描いていきたいと思っていますので、これからもよろしくお願いします。

2013/02/11 (Mon) 00:52

篠原藍樹  

RE:

こんばんわ
発刊されたのでコメント書きに来ました


……むぅ、軽い嫉妬心が生まれるほど上手い。
微妙な関係と、それぞれの性格が対照的でとても惹かれます。
時々出てくる言葉が名言っぽくて素晴らしかったです。
あとは、写真の現像は知識としては齧る程度に知っていますが、それでもやっぱり難しいですね。Cなんとかって初めて聞きました。読んでて何かはなんとなくはわかったのですが、注釈を入れてもらえるとありがたいです><

フォンダンショコラ…私も食べてみたいです
実は食べたことがないくせして、あちこちで見かけるたびにほしいなと思ってたり。
自分で作る時間があったら挑戦してみたいなっていう気持ちも……

以上です。

2013/02/13 (Wed) 21:43

TOM-F  

Re: RE:

篠原藍樹さん

おおっ、Stella 2月号ですね。やった。編集、お疲れさまでした。

三人の間の、微妙な距離感を描いてみたいと思っているので、興味を持ってもらえて嬉しいです。
大きな事件や派手なシーンはなく、淡々とした日常ばかりのお話になりそうでうが、よろしければこれからもお読みいただけたら有難いです。
「CCD」のことですね。ご意見、ありがとうございます。近日中に、説明を付記します。

ええっ、フォンダンショコラを作っちゃうんですか? それは、すごい。ガトーショコラやブラウニーくらいなら、わりと簡単に手作りできますけど、フォンダンショコラはちょっと手間がかかりそうですよ……もちろん、私も作ったことはありませんけど(笑)

コメント、ありがとうございました。

2013/02/14 (Thu) 20:00

大海彩洋  

復帰

やっと帰ってきました。
第1話を拝読して止まっていたので、2話・3話と続けて拝読しました。
何より、天文部の活動のリアルさ(というのか、学生の部活っぽさ)、天体望遠鏡など機器の描写、そういう細部がまず引きつけられます。
そして、そうか、これは三角関係(単語が下世話になってすみません)のお話になっていくのですね。三角関係っても、学生時代を舞台にしたあの甘酸っぱい感じ、一生懸命な感じがものすごくしっかりと伝わってきます。
それを性格を異にする二人の女の子を対比させながら話を進めていく、青春小説の醍醐味がギュッと詰まっていますね。
読み進めるのが楽しみです。
ゆっくりですみません。また来ますね(*^_^*)

2014/05/17 (Sat) 10:51

TOM-F@管理人  

Re: 復帰

> 大海彩洋さん

おかえりなさい、お待ちしておりました(笑)
というか、ありがとうございます。

この作品は、もともとは月刊Stella用に天文研究部の活動をメインにした連作として構想しましたので、そういう部分の書き込みにはこだわりました。普通の小説を読みたい方には、あまり面白くない部分だと思いますが、そこに魅力を感じていただけて嬉しいです。
でも、さすがにそれだけではつまらないだろうと思い、若干の恋愛要素と青春要素を加えました。はい、そのうち作中でも明言しますが、お気づきのとおり三角関係です。糖分はかなり低めですが(笑)

この先もお読みいただけるとのことで、すごく嬉しいです。
第1話が12月、第2話が1月というふうに、一ヶ月ごとに一話、その季節に合わせた内容になっていますので、ひと月に一話ずつお読みいただくのも一興かと思います。

拙作をお読みいただき、またコメントをいただき、ありがとうございました。

2014/05/17 (Sat) 11:43

けい  

三人の微妙でなんとなくな距離感が良いですね。
詩織はどうなの、と迫ってくる綾乃は、相当なしっかり者で、自立しているんですね。
何でも自分でやる、良いことです。

綾乃はいろいろを蓄積中で、実は考えを持っているのでは。
遠すぎる、けれどもそこに必ずある、そんな印象を受けます。
イラストがそれを表すのではと?

智之ちゃーん。君が一番分からん。
ストーリーテラーから自分テラーになるのを待っています。

2015/07/05 (Sun) 11:58

TOM-F@管理人  

Re: タイトルなし

≫けいさん

そうなんです、三人の微妙な距離感、そういったものもこの作品で書いてみたかったことなので、ここでそれを感じていただけて、嬉しいです。
綾乃、詩織、そして智之には、明確な役割と性格を持たせました。それぞれの苗字に入っている、日、月、星、が象徴しています。そのあたりも、最後までお楽しみいただければ、ありがたいです。

詩織は、いろんなことを溜め込むタイプですね。でも、仰るように、地道に積み重ねていくタイプでもあります。綾乃には、それがじれったく見えるようですが(笑)
智之は、まあ、その、アレですので(謎)最後まで、あんな感じかな、とか。

コメント、ありがとうございました。

2015/07/05 (Sun) 22:39

canaria  

こんにちは!
3話目を読ませていただきました。
ここまできて、だいぶ三人の関係性がわかってきました。
バレンタインというイベントを通して、二人の性格の近いが
如実に出ていましたね〜。

今回は、読みながらなんだか胸がきゅーっと苦しくなってしまいました。
というのも、わたしは、TOM-FさんがなぜにJKというものをお好きなのか、
というのを、毎回探りながら作品を読ませていただいているのですが
(もちろんブンガク的な意味でですよ!(笑)からかっているわけでは……なにきしもあらず)、この物語に流れる空気感というのは彼らが「高校生だから」醸し出されるものだと、今回改めて思ったのです。
大人でもない、かといって、子どもというほど子どもでもない、過渡期にある
微妙な時期、その、変わりゆく季節というものをこうも繊細に切り取れるのは、
TOM-Fさん元来のセンスというか才能なんだと思うんです。
こういう「何気ない」描写が一番難しいというか……。

わたしは最初、どちらかというと綾乃推しだったんです。
でも、だんだん詩織さんのほうが気になってきました。
綾乃ってこう、今のところ、どちらかというと正統派ヒロイン、という感じでしょう、
で、今回詩織さん目線に立って綾乃を見たとき、ああ、詩織さんみたいな子にとって綾乃って眩しいと同時にちょっと辛い相手かな、って詩織さんに感情移入しちゃったんです。
特に、「前を向く」という姿勢について。
これって、一見とてもいいことのように思えるんだけど(実際とてもいいことなんだけれど)、ある種の人間にとってはすごく辛い言葉だと思うんです。
実際、今回詩織さんはちょっと綾乃を辛そうに見てる場面がいくつかあって、
この、今は小さい「辛い」感情がいつしか大きくなって僻みとか自己卑下とかに
繋がらないかな〜とか心配になってきました。

コミックリリーフっていうんですか、今回も暗室の場面でありましたね。
まさか、と思いつつ、途中まですごい期待しちゃいましたよ(笑)
チョコの箱の紐と絡めた魚座の解説も素敵だなーって思いました。

あ、それから、詩織さんてやっぱりあの詩織さんだったんですね、
ケン・リィアン氏と関係のある。
こういう未来を見る限り、やっぱり詩織さんは、綾乃たちから離れていく運命にあるのかな?
とか先読みしてしまいました。
引き続き四話に進ませていただきます〜。

2019/03/04 (Mon) 11:21
TOM-F

TOM-F@管理人  

>canariaさん ありがとうございます!

>canariaさん

第三話を読んでいただき、ありがとうございます。

はい、この第三話は導入部分の締めくくりになっていますので、キャラたちの性格や関係性がおおむねここで出そろうところです。
バレンタインのアプローチ、ほんとに性格が出ていますよね。綾乃はあけっぴろげで直球勝負、対する詩織はこっそり様子見という感じです。

おお、胸キュンしていただけましたか。やった。
高校生くらいって、ほんとおっしゃる様に、まだ大人ではないし、さりとて子どもでもない。ほんとうに難しい年代であり、微妙な時期だと思います。だからこそ、いろんな創作に取り上げられるんだろうなとも思います。
劇的だったりシリアスだったりするお話は、他の力量のある作者様たちに任せて、私はごく普通の高校生活の一瞬一瞬を切り取ってみようと思いました。なので、後半にちょっとした起伏はありますが、全般的にこういうお話が多いです。退屈なさらないか、ちょっと心配(笑)

綾乃と詩織、絵に描いたような凸凹コンビです。綾乃は陽=日、詩織は陰=月。苗字にその性格と役割を込めています。
そしてひまわりのような綾乃の存在は、詩織だけでなく智之にとっても、憧れるとともに、ちょっと眩しいもののようです。お気づきのとおり、綾乃の放つ光は、誰に対しても眩くて、容赦がないんですよね。
詩織にとって、綾乃の光は眩しすぎて、逃げ出すか避けるかしたかったはずです。ところが、この三人の関係、というか主に超鈍感な誰かさんのせいと、他ならぬ綾乃のけしかけもあって、詩織は逃げることができなくなっちゃいました。第三話は、そういうお話です。

まあ、こういうお話ですので、コミックリリーフはちょこちょこと入れてあります。そちらもお楽しみいただけると嬉しいです。

そして、詩織は、そうです。昨年のscriviamo! で書かせていただき、その後も八少女夕さんにリクエストして書いていただいた子です。ケン・リィアンとのお話は本作終了後の出来事になりまして、今のところ「書く書く詐欺」状態になっています。
canariaさんの先読み、鋭いです。そのあたりの経緯なんかも、楽しみにしていただけると嬉しいです。

丁寧な読み込みとコメント、ありがとうございました。

2019/03/05 (Tue) 10:18

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