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TOKYO SKYTREE

 遅めの夏休みがとれたので、東京へ出かけようと思った。
 お目当ては、今年5月に開業した世界最高の自立式電波塔、通称「SKYTREE」だ。
 どうせなら、もうひとつの電波塔「東京タワー」にも行ってみよう、ということで、新旧のタワー訪問とあいなった。

 8月26日、日曜日。
 東京羽田空港に着いた私は、まず東京タワーを訪れることにした。
 SKYTREEは、休日には殺人的な混雑に見舞われるという。事前予約もとれなかったので、せめて明日の平日に回そうと思うのだ。

 芝公園から道路を渡って坂道を登ると、青空に優美な曲線を描いて立つ東京タワーが目前に現れる。ここには、子どものころに来たことがあるだけなので、こんなに近くで見たのは始めてと言っていい。地上高333m、なかなかに迫力がある。

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 基部にある「フットタウン」で昼食をとり、大道芸などを眺めてから、展望台に昇るエレベーターに乗り込んだ。
 意外なことに、このエレベーターは真新しい感じで、かなりの高速だ。シースルーになっている壁の外で、地上がどんどん遠くなり、あっという間に地上150mの展望台に着いた。
 東京の都心といっていい場所にあるだけに、周囲には背の高いビルも多い。しかし、眺望はかなり良くて、遠くにはSKYTREEも見えている。足元には、芝公園と増上寺を見下ろし、レインボーブリッジをはじめとする有名な建物がざっと見渡せる。

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 ガラスの床から見下ろす地上は、高さを実感させられ、足がすくむ思いだった。

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 夕方からTDRで遊び、少ない待ち時間でアトラクションをいくつか楽しみ、エレクトリカルパレード・ドリームライツを見たあと、ホテルに戻った。
 昼間だったら、人気アトラクションひとつに数時間の行列を覚悟しなければならないが、さすがに夜は効率が良かった。

 今回の宿は、芝公園に建つ「ザ・プリンス パークタワー東京」だ。
 ツインルーム一人9000円のルームチャージは、東京都心ということを考えれば高くない。なのに、ふかふかの椅子に座ってのチェックインや、部屋まで案内してくれたベルボーイの対応の良さ、部屋の設備と調度品、どれも一級品だった。
 旅行初日は、まずまず満足度の高い一日になった。

 明けて、8月27日、月曜日。
 オフィスに向かう人々を横目に見ながら、地下鉄大門駅近くのマックで朝食をとり、都営銀座線で押上(東京スカイツリー前)を目指す。押上駅とSKYTREEの基部にある「ソラマチ」ビルは地下で直結していて、迷うこともなかった。
 着いた時は、午前9時をすこし回っていた。
 エスカレーターを乗り継いで、地上4階にあるSKYTREEチケット売り場に着くと、すでに建物の外まで行列ができていて、係員が、ここから90分の待ち時間です、と告げて回っていた。
 見上げると、青い夏空に向かって直線的に屹立するSKYTREEがあった。ブルーグレイの塔は、基部が意外に細くて安定感に欠けるフォルムだ。

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 東京タワーやエッフェル塔は「A」型の安定したフォルムだし、一昨年に訪れた上海の東方明珠電視塔は奇抜な格好だったが、逆立ちした「Y」の字のようなデザインで、基部はたっぷりと広くて安定感があった。
 SKYTREEは、最新の施工技術と日本古来の制振構造のシナジーで、わずかな底面積で高さ634mもの鉄塔の建造を可能にしたものだが、文字通り天空にそびえる針葉樹のようなフォルムで、よく転倒しないものだと感心する。
 そうこうするうちに15分ほどで建物の中に入り、冷房の効いた屋内での行列となった。そして、係員の宣言通り並び始めてから約一時間半後にチケットを購入できた。

 形だけの手荷物検査を終えて、真っ暗なエレベーターであっという間に「天望デッキ」に運ばれる。
 そして、眼前に開けた光景が、これ。

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 すごい、と心底思った。地上350mは、ダテじゃない。
 富士山や筑波山は霞んでいて見えなかったが、六本木ヒルズ、東京タワー、皇居、新宿新都心(都庁)、東京ドーム、池袋サンシャイン、荒川、TDR、ゲートブリッジ、お台場などの東京名所がぐるりと見渡せる。足元には大小の船が行き来する隅田川が流れ、浅草寺の五重の塔がプラモデルのように見えている。
 観光客でごったがえす「天望デッキ」を、ぐるりと一回り。

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 押上の街に差したSKYTREEの影を見つけたり、ガラスの床から直下の眺めを楽しんだりしながら、たっぷりと楽しんだ。

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 東京タワーでは少し怖いと思ったガラス床だが、この高さになるともう実感が無く、飛行機の窓から下を見下ろしているような気分だった。

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「天望デッキ」を後にして、基部にある商業ビル「ソラマチ」で遅めの昼食をとる。

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 これで、新旧東京タワーズめぐりは、無事終了だ。
 時間が余っていれば、久し振りに浅草にでも遊びに行こうと思っていたが、そこまでの時間は残っていなかった。

 思えば、今日は一日かけてSKYTREEだけを見たことになる。まるで、TDRの人気アトラクションをひとつだけ遊んで帰るような心境になった。
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コメント
76:こんにちは! by 宮樹弓子 on 2012/09/02 at 00:24:36 (コメント編集)

こんにちは! 「なろう」でお世話になっている宮樹弓子です。
実はこちらの方にもこっそりと伺っておりました。

遅くなりましたが、旅行おつかれさまでした!
とっても良い天気ですね~。空が輝いています。
東京タワーとスカイツリー、タワーづくしの素敵な旅ですね♪
ガラス床の写真も拝見しましたが、東京タワーの方はなんだか微妙にリアルな高さで怖いですね……。
それに比べてスカイツリーは高すぎてもう実感が……。
「飛行機の窓から下を見下ろしている」ということに、なるほど~と思いました。
わたしはスカイツリーの実物はまだ見たことがないので、こちらのブログで行った気分を味わわせて頂きました(笑)。
スカイツリー、本当に迫力ありそうです。

長々と失礼しました!
旅のお疲れが出ませんよう、どうかゆっくりお休みくださいませ。

77:Re: こんにちは! by TOM-F@管理人 on 2012/09/03 at 10:42:28

宮樹弓子さま

ようこそ、CourtCafeへ。
「なろう」ではお世話になっています。こちらにもお出でいただいているとのことで、
とても嬉しく思っています。

コメント、ありがとうございます。
幸い、天気には恵まれまして、SKYTREE名物の強風&雨によるエレベーター停止の
憂き目も見ずにすみました。
これも、自分の日ごろの行いが……げふんry

そうなんです、中途半端に高いと、「高さ」が実感されちゃうんですよね。
東京タワーのガラス床、マジで怖かったです。

SKYTREEを間近で見た第一印象が、「これ絶対にコケる(倒れる)」でした。
というか、よくあれで立ってるなぁ、と。
日本の技術力、恐るべしです。

これからも、よろしくお願いします。

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