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はるのあしおと

 「はるのあしおと」 は、minoriから2004年7月に発売されたWindows版Over18Age 恋愛アドベンチャーゲーム。同社では、インタラクティブノベル(フルボイス)と呼んでいる。
 わかりやすいストーリーがゆっりと丁寧に綴られており、プレイ後に、春の陽だまりのような、あたたかで幸せな気分になれる作品。最近では、シナリオ指向の悪影響で、小難しい物語や考えさせられるような結末のゲームが多いが、主人公とヒロインたちの成長をストレートに描いたこの作品は、貴重な存在だ。
 新海誠の手によるオープニングムービーはやはり秀逸で、弾むような主題歌をバックに、春を待つ少女たちの姿がじつに生き生きと描かれている。このムービーを見るだけでも、幸せな気分に浸れる。
 ゲームシステムは、前作の「Wind – a breath of heart -」を踏襲した、使いやすいもの。セーブデータにサムネイルとコメントが入るのは、やはり使いやすい。
 グラフィックは、キャラクターの動きと背景の良さが光る。セリフに合わせて、キャラクターがクチパクしたり瞬きするだけでなく、走るシーンでは背景を動かす演出もなされており、フルボイスと相まって簡易なアニメーションを見ているような気がする。
 音楽は上質だが可もなく不可もない、というレベル。主題歌をモチーフにした変奏曲が多く使われていて、まとまり感がある。
 シナリオは、前述の通り、主人公とヒロインの出会いと成長を描いた、オーソドックスなもの。個別完結していて破綻も無く、安心して読んでいられる。
 キャラクターは、造形がやや幼稚で好みが分かれるところ。年齢的には主人公が24~5才、ヒロインは18歳前後の設定だろうが、全員が小学生に見える。性格や設定はシナリオに合わせてしっかり作りこまれているし、アダルトゲームなので、そういうシーンもしっかりあるだけに、そのギャップがなんともいえない。
 全体としては、誰にでも安心して進められる佳作といえるだろう。
 お気に入りのキャラは、自称教頭代理、楠木あおい先生。完全にヒロインを食っちゃってるこの人、存在感ありすぎです。
 冗談はさておき、本命は、超絶美形&自閉症&演技派文学少女、楓ゆづき。見た目の可愛らしさや、ほわっとした雰囲気に騙されてはいけません。この子は、かなりダークです。でも、だからこそ、深みのあるキャラになっています。それにしても、あの髪型、どうなってるんだろう?
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