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三人の「桜」

 今年もまた、最寄り駅の前の桜が、満開の花をつけた。

 TOM-Fの桜好きは筋金入りで、花はもちろん、乗り物は「さくら」、食べ物は「桜餅」、そして女の子も「桜」である。ある人から、「あなたは『サクラー』だよね」と言われて、一発KOを食らったこともあるほどなのだ。

 最近書き上げた小説も、タイトルが『妹背の桜』で、ヒロインは「桜」だ。
 それで、と言うわけではあったりなかったりするのだが、今回は、TOM-Fがご執心の三人の「桜」のお話しだ。
 なんだか、またこのブログの読者を減らしそうな内容だが、まあ、いいのだ。

 まず一人目は、この子。

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 世界中で一番愛らしくて有名な「桜」、木之本桜だ。もはや説明の必要もないだろうが、一応紹介しておこう。
 木之元桜は、CLAMPが書いた少女向けコミック作品「カードキャプターさくら」の主人公だ。この作品は、後に、NHKがマッドハウスに金に糸目をつけないで作らせた伝説のアニメにもなっている。
 多くは語らないが、この子を嫌いだという人は、自分の目と心が汚れていると思った方が良い(きっぱり)。というのは冗談だが、多くの人が思い描く理想的な「少女」像を体現しており、そういった印象を抱かせるように計算しつくされて作られたキャラクターであることは間違いない。それゆえに、肉体をもつ「女性」という要素はほぼ皆無であり、どこまでも綺麗な絵空事に特化している。その意味では、キャラクターメイキングのお手本のような子でもある。

 二人目は、この子。

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 凛々しさと可愛らしさが共存した大和撫子の典型といえる、真宮寺さくらだ。
 セガが総力を上げて製作した超大作ゲーム「サクラ大戦」シリーズの象徴でありメインヒロインである。「サクラ大戦」自体が、エポックメイキングなゲームだったし、彼女自身も魅力的なキャラクターだった。
 剣道の達人で戦闘マシーンに搭乗して最前線で戦う戦士であるが、普段は年齢相応に恋に恋する女の子でもある。敵に対しては鬼神のごとき強さを見せながら、主人公に対しては乙女らしくあるという、男にとってじつに都合の良い存在としてキャラクターメイクされている。甘えたり、嫉妬したりと人間らしい一面も見せる、現実と絵空事の中間的な位置に立つ少女である。戦術ロールプレイングと恋愛アドベンチャーを融合した「サクラ大戦」というゲームのヒロインとして、小憎らしいほどによくできたキャラクターである。
 ただ、TOM-Fが「サクラ大戦」シリーズと出会ったのは、3作目の「サクラ大戦3・巴里は燃えているか」だったので、TOM-F的には、メインヒロインはメル・レゾン……じゃなくて、エリカ・フォンティーヌだったりする。
 まあ、そもそも、どっちでもいい話だが。

 最後の一人は、この子。

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 この可憐で儚げな美少女は、間桐桜。
 TYPEMOONの人気ゲーム「Fate/Stay Night」のヒロインの一人だ。TOM-Fとしては、じつはかなり好きなキャラクターだったりする。
 彼女が中心になる「Heaven’s Feel」シナリオの破壊力は、絶大だった。その内容たるや、思い出すだけでも気が滅入るほどの鬱展開で、彼女は、もう許してあげて、と言いたくなるほどの酷い仕打ちを受け続ける。しかも、エンディングに救いがない(というか、救えないだろ、あんなのじゃ)。おかげで、紹介記事で彼女に一言も触れられないほどのトラウマを受けた……いや、マジで。
 間桐桜は、肉体を持った「女」の要素が詰まったキャラクターである。彼女を襲う悲劇は、まさにその身体性によってもたらされるものであり、そこから彼女の精神性の破壊に至るという、心身不可分なキャラメイキングがなされている。それは、彼女の外見とは裏腹の淫靡で陰惨を極めたものであり、そのギャップゆえに彼女のシナリオの悲惨さが浮き彫りにされる構造をとっている。悔しいが、じつに見事なキャラメイクであり、シナリオメイクだと言わざるを得ない。
 それにしても、よくもあんな可哀想なシナリオを書けたものだ。この子になんか恨みでもあるのか? >原作者
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