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またもや天使 -limeさんのイラストに寄せて-

limeさんが、いつものごとく素敵なイラストを公開された。
「またもや天使」と題された(?)、とても可愛らしいナース服の天使と七色の不思議な蝶のイラストだ。

八少女夕さんの「scriviamo!2017」という企画に参加なさるために描かれたイラストなのだが、『このイラストで、何か創作したいと思われる奇特な方がいらっしゃいましたら、どうぞお持ち帰り下さい』というありがたいお言葉に甘えて、また掌編小説を書いてしまった。(いやぁ、創作意欲が掻き立てられるんですよね、ホント)
ご本家の企画である八少女夕さんの作品よりも先に公開してしまうのは申し訳ないのだが、あちらが出てからでは見劣りするのは明らかなので、大目に見ていただこうと思う。

じつは、以前にもlimeさんの天使のイラストで掌編小説を書いたことがあった。
「羽根のある君と -limeさんのイラストに寄せて-」
という作品だ。
今回は、天使つながりということで、続きのお話を書いてみた。
limeさん曰く『今初めて地上に降りて来たような、世間知らずな感じの天使』なのだそうで、たしかにそういうふうに見えるのだが、こちらの都合で勝手にイメージを変えさせていただいた。まあ、これくらいならお許しいただけるかな、と思う。

132文字ツイッター小説なので、お気軽にお楽しみくだされば嬉しい。


「またもや天使」 latter tale of 「羽根のある君と」

 人と交わるたびに
 人の姿に墜ちていった
 背中の羽根はそのままで

 だからもう
 天に昇ることもできない
 裸のままで
 人に会うこともできない

 知らなかったの
 人の願いを叶えることが
 罪になるなんて

 羽根のある貴方よ
 天を翔けて
 私の願いを届けてほしい

 叶うのならば、もういちど

 私を天使に戻して、と

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(注:イラストの著作権はlimeさんにあります)

秘境と秘湯と

徳島県の西部、険しい山懐に抱かれた秘境祖谷を、のんびりと一泊二日でドライブしてきた。

明石海峡大橋と大鳴門橋を渡り、神戸淡路鳴門自動車道から徳島道に乗り入れ、阿波池田インターチェンジから国道32号線を辿る。
車窓の山が深くなり、吉野川の景勝地である大歩危と小歩危をすぎたところで、県道45号線に入って九十九折れの山道とトンネルで山塊を超えると、ようやく祖谷に着く。

途中、休憩と昼食を含めて約4時間。徳島道の大半が対面通行であり、国道32号線も県道45号線もカーブやアップダウンが多いため、走行距離のわりにはくたびれるドライブだった。

祖谷は、深く抉られた祖谷渓と、標高千メートルの峠を越える山道を辿らないと行くことができない。

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現在は道路が開通して往来も多く、観光名所にもなっているが、かつては陸の孤島であり、独自の生活習慣や風俗などが残る場所だった。
そういう土地柄から、屋島の戦いに敗れた「平家の落人」が住んでいるという伝説も残っている。

「祖谷のかずら橋」も、そんな伝説に彩られた観光名所だ。
しかし、「観光センター」の広大な駐車場には、大型観光バスで大勢の観光客が押し寄せ、それを目当てに川魚の塩焼きを商う土産物屋が軒を連ねている。軽装の老若男女が、店先で串に刺さった焼き魚をほおばる光景は、秘境のイメージからずいぶんかけ離れている。

そんな観光地然とした雰囲気のなかに、まるでとってつけたように「かずら橋」は架かっている。

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一人500円という安くはない料金を払って、橋を渡る。

追っ手がかかったときに簡単に切って落とせるようにと、わざと脆弱な蔦で作られた橋も、今は観光用にワイヤーを仕込んだ立派なアトラクションになっている。

それでも、渡るとゆらゆら揺れるし、足元はすかすかで数メートル下の川が透けて見えるので、スリリングな体験はできる。

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そこそこ時間がかかったので、短い冬の日が傾いてきた。
観光は切り上げて、宿に向かうことにする。

今日の宿は、山懐にある秘湯祖谷温泉に建つ一軒宿「和のホテル祖谷温泉」だ。
専用のケーブルカーでないとたどり着けない谷底の露天風呂は、四国唯一の源泉かけ流しで、極上の湯浴みが楽しめる宿として有名だ。
ずっと泊まる機会を狙っていたが、今回、運よく週末の予約がとれた。この宿に泊まるというのが、この旅行の主な目的でもある。

車一台がすれ違えるかどうかという旧道を走ると、お目当ての宿が見えてきた。
車窓に見える宿の全景は、聞きしに勝る秘境っぷりだ。

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  (ネットで拾った写真です)

通された部屋の窓からは、祖谷渓の絶景が見晴らせた。
あいにくの雨模様だが、目もくらむような風景に圧倒される。

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浴衣に袖を通して、早速、湯浴みに出かける。
専用のケーブルカーから谷底にある露天風呂を見下ろすと、想像以上の急勾配に足が竦んだ。

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  (ネットで拾った写真です)

たどり着いた風呂は、谷川の音を間近に聞く野趣あふれる半露店風呂だった。
ぬるめの湯に入ると、まるでシャンパンに浸かったように、細かな気泡が身体に纏わり付く。いままで多くの温泉に浸かってきたが、こんな湯は初めてだ。

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  (ネットで拾った写真です)   

ゆったりとした湯浴みのあとは、楽しみの夕食だ。
レストランでいただく夕食は、出来立ての料理が一品ずつ運ばれてくる和食のコースだった。

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食後にも温泉を堪能し、普段からは想像もできないほど早い時刻に就寝。

朝食は和食のセミバイキングだった。

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籠には彩豊かな料理が並び、汲み上げ豆腐が付いていた。
バイキングメニューは、ご飯、味噌汁、そばの実が入ったけんちん汁の他に、パン、フルーツ、ヨーグルト、フレッシュジュース、牛乳、コーヒーや紅茶など。
贅沢な朝食のあと、もう一度温泉に浸かってから、宿を出た。


崖に張り付くような狭い旧道をすこし走ると、祖谷渓名物の「小便小僧」がある。
小さな駐車場のすぐ脇に、像は立っている。
眼下は目もくらむような断崖絶壁だ。
像の彼方には、雨に煙る祖谷渓が深く遠くどこまでも広がっている。

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雨音の他には、物音ひとつしない。
ああ秘境に来たんだなと、ようやく実感した。
 

雛見沢訪問記

今週は先週に引き続き、「ひぐらしのなく頃に」の関連記事である。

こちらは、ゲームなどの舞台となった『雛見沢』のモデル(背景)として使われた、とある有名な山村を訪問した記事の再掲載である。

いわゆる「聖地巡礼」というものだ。
え、痛いヤツですって?
たしかにそうだが、この記事、観光案内としても少しは役にたつので、ご用とお急ぎでなければ、お付き合いくださると嬉しい。

なお、この記事にはゲームのネタバレや、ホラー的な要素はいっさい書かれていないので、その点もご安心いただきたい。


『雛見沢訪問記』

 先の記事で紹介した、ビジュアルノベルゲーム「ひぐらしのく頃に」の舞台となった『雛見沢』を訪れる機会ができた。

  P1000098s.jpg 城山展望台付近より = タイトルバック

『雛見沢』はもちろん架空の山村なのだが、そのモデルとなった実在の村落がある。
 岐阜県大野郡白川村、世界文化遺産登録の合掌造り集落、白川郷と言ったほうがわかりやすいだろう。
 白川郷には、ゲームをプレイする前に一度、観光で来たことがある。郷愁をかき立てられるような風景が広がる村落で、ゆっくりとその雰囲気に浸りたいところではあるが、諸般の事情によって滞在時間が小1時間ほどしかない。今回は、ゲームに登場した有名ポイント(聖地)だけをかいつまんで、駆け足で回ることにした。

 白川郷は、繁忙期には観光客の行列ができるほどの人気観光地だから、6月中旬の平日だというのに観光客の姿は多かった。そんな普通の人々に紛れて、聖地を訪ねる巡礼者たちが、今もなお相当数存在する。
 有名どころの城山展望台や和田家も、巡礼者には登場人物である『古手梨花』のハイキング先であり、『園崎姉妹』の実家なのである。

  P1000095s.jpg 城山展望台付近 = 梨花のハイキング先
 
  P1000124s.jpg 重要文化財和田家 = 園崎本家

  P1000125s.jpg 重要文化財和田家 = 園崎本家座敷

  P1000127s.jpg 重要文化財和田家 = 園崎本家地下通路

  P1000129s.jpg 重要文化財和田家 = 園崎本家からの眺望

 そして、普通の観光客は見向きもしないありふれた坂道や、倉庫や、人家も、『嘘だ!』の坂道であり、通学路であり、『古手梨花』の家であり、『北条沙都子』の実家であり、『竜宮レナ』の家であり、大臣の息子の監禁場所であり、『入江診療所』であり、『前原圭一』の家などの重要な場所なのだ。

  P1000111s.jpg 城山展望台の麓 = 「嘘だ!」の坂道

  P1000101s.jpg 城山展望台への道 = 通学路

  P1000103s.jpg 城山展望台の麓 = 古手梨花と北条沙都子の家

  P1000107s.jpg 城山展望台の麓 = 北条沙都子の実家

  P1000110s.jpg 城山展望台の麓 = 竜宮レナの家

  P1000105s.jpg 城山展望台の麓 = 大臣の息子の監禁場所跡

  P1000121s.jpg 白川診療所 = 入江診療所

  P1000146s.jpg 白川クリーンセンター = 前原圭一の家
 
 聖地めぐりをする巡礼者のような人種は、世間ではオタクなどと揶揄されたり、白眼視されたりすることが多いが、出会った人々は例外なく常識的な言動をしている普通の観光客だった。とはいえ、同じ志を持つ巡礼者同士だから、見ず知らずの人でも挨拶したり会話を交わしたりと、そちらの楽しみもあった。
 さて、聖地は密やかな場所が多いのだが、その中でも例外的に異彩を放っているのが白川八幡神社だ。
 
  P1000136s.jpg 白川八幡神社 = 古手神社

  P1000139s.jpg 白川八幡神社 = 古手神社拝殿
 
 ご覧のとおりごく普通の神社にしか見えないが、ゲームでは『古手神社』という最重要な場所である。
 この場所に深く関わる『古手梨花』の人気も手伝って、拝殿脇に掛けられている絵馬のほとんどすべてがゲームに関連するものという有様だった。さしずめ、聖地のなかの聖地、「ひぐらしのなく頃に」のメッカといったところか。

  P1000141s.jpg 白川八幡神社の絵馬

 「ひぐらしのなく頃に」は、舞台となる『雛見沢村』の社会的状況や因習や自然といったものが、作品世界そのものを構成しているという稀有な作品である。
 今回は、作品に描かれた『綿流し祭り』とほぼ同じ時期にその舞台を訪れたことで、作品世界をまさしく実感することができたし、奥の深さも理解できた。できることなら時間を作って、もういちどプレイしてみたいものである。

ひぐらしのなく頃に

 ブログのお友達の八少女夕さんがご自身のブログで、PCゲーム・TVアニメ「ひぐらしのなく頃に」の主題歌&BGMを弦楽四重奏とピアノで演奏した作品「ひぐらしのなく頃に 奏」を紹介されていた。

 八少女夕さんの記事は、こちら→ 「ひぐらしのなく頃に 奏」

 早速試聴してみたら、クラシック風にアレンジされてはいたが、一気にあのゲームやアニメの世界に引き戻された。
 そこで今回は、以前に当ブログに掲載した「ひぐらしのなく頃に」関連の記事を二つ、再掲載しようと思う。
 一つめは、そのものずばりのゲーム紹介記事である。


『ひぐらしのく頃に』

 山深い寒村である、雛見沢村。
 古い因習や閉鎖的な村社会が色濃く残るこの村に、ある事情で都会からひとりの少年が引っ越してきた。
 彼は、年齢の近い少女たち4人と仲良くなる。
 賑やかだが、穏やかに過ぎていく山村での暮らし。
 しかし、一件平和そうなこの村には、恐るべき事実が隠されていた。

 雛見沢村連続失踪怪死事件。
 それは、毎年の夏祭り「綿流し」の夜に起きる、一人が死に、一人が行方不明になるという事件だ。
 警察の必死の捜査にも関わらず、すべての事件は未解決のままで、いつの頃からか、人々は村の鎮守神「オヤシロサマ」の祟りだと信じるようになっていた。
 そして、今年もまた、その犠牲者が出る。
 その日を境にして、穏やかだった日常は、恐怖と狂気によって塗りつぶされていく。仲良しだった少女たちの仮面の下に潜んでいたモノがさらけ出され、惨劇の幕が上がる。
 狂っているのは、自分なのか、それとも世界なのか。

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「ひぐらしのく頃に」は、同人サークルである07 th Expansionが2002年夏に発表したサウンドノベルだ。
 発表当時はそれほど話題にならなかったが、時を追うごとにネットなどで評判を呼び、アニメやコミックスや小説などのメディアミックスをはじめ、ついには実写映画が作られるまでにヒットした作品である。

 ゲームシステムは単純で、結末に影響を与えるような選択肢は一切なく、グラフィックとBGMを楽しみながらテキストを読んでいくだけだ。
 プレイヤーは、主観的な本文と客観的な資料(Tips)をもとにして、この作品に隠された真実を推理していくことになる。

 シナリオは秀逸で、無数の伏線や謎が散りばめられ、一読しただけでは謎解きどころか、どこに伏線や謎が存在するのかもわからないほどに難解だ。
 設定もよく練られていて、全編を読み終えたときには、最初に受けたイメージとは遥かにかけ離れたその全貌に圧倒された。
 ただし、気の弱い人やバイオレンスに抵抗のある人にはお勧めしない。同人作品だけあって、その表現は過激であり、コンシュマー作品のぬるい表現に慣れている人には、刺激が強すぎるからだ。軽い気持ちで始めると、読み終えたあとで心にトラウマを負うことになるかもしれないので、くれぐれも自己責任で。

 全部で11編あるシナリオは、最初の4編が出題編、次の4編が解答編、残りの3編は後日談である。

 出題編の冒頭は恋愛アドベンチャー的な演出がなされており、平和で穏やかな山村での日常が面白おかしく描かれる。
 それが一瞬にして、恐怖と狂気の世界に変わる演出はじつに見事だ。その恐怖感はすさまじく、夜に読んでいると家中の電灯を点けたくなるほどだった。
 そして、これでもかというほどに繰り広げられる惨劇の数々は、読んでいて胸が潰れるものばかりだ。

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「解」と名づけられた解答編では、出題編の4編と対をなす形で、謎への解答とともに作品の世界観や設定がオープンにされる。
 解答編の3編目まで読みきると、この作品をミステリーの謎解きとしてプレイしていた人は、ご都合主義だと感じさせられる作品の構造も含めた、シナリオライターの意図そのものを推理の対象とするべきであったと気付かされることになるだろう。
 かく言う私が推理した答案も、残念ながらその点まで考えが及ばず、正解までもう一歩というところだった。
 解答編の4編目では、それまでのカタルシスを一気に解消し、予定調和的なグランドフィナーレを迎える。

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「礼」と名づけられた後日談の3編はオマケの要素が強いが、ある意味、作品を完結させるには必要なシナリオである。

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 グラフィックは写真を加工した背景に、キャラのCGを合成する手法だ。
 いささか安っぽい印象がしたが、現実の風景を使ったことで妙なリアリティがあり、いわゆる「聖地巡礼」という楽しみ方もできるようになっている。
 キャラの造形は独特で、最初は受け入れ難い印象があるが、意外にもすぐに慣れる。

 音楽は、出題編はフリー素材を使用しているらしいが、シナリオによく合わせてあると感じる。
 人気が出た解答編からはオリジナルのBGMになり、なかには歌詞がつけられて歌曲となったものもある。
 いずれも、作品の雰囲気を盛り上げるのに貢献しているが、Key作品のように音楽だけで泣かせるほどのものではない。

 私のお気に入りのキャラは、園崎詩音(魅音)。
 双子姉妹の愛憎を軸に、ミステリーとホラーサスペンスの味付けで、救いのない悲劇を描いた「綿流し編」と「目明し編」は、シリーズの中でもシナリオの求心力と完成度の高さが光る、屈指の出来栄えだったと思う。
「ひぐらしのなく頃に」の深淵に嵌まりたくない人は、この2編だけを読んで、その恐怖と狂気の世界の一端にふれるだけでも十分に楽しめるだろう。

神戸・霜月オフ会 - ブログのお友達に会いました

ブログのお友達、八少女夕さんから「11月にオフ会をしませんか」とお誘いをいただいた。

八少女夕さんはスイスにお住まいなのだが、休暇を利用して日本に里帰りなさり、国内旅行の間に神戸にもおいでになるという。そこで、関西に住んでいる何人かのブロガーさんたちと、一席設けたいというお話だった。

日程の関係で平日の夜の開催となったが、大海彩洋さん、山西左記(先)さんもご参集いただけることになった。普段から交流させていただいている方たちばかりで、願ってもない機会になった。

八少女夕さんは、旅行もよくなさるブロガーさんで、世界各国に足跡を印されている。せっかく足を運んでもらうのだから、やはり神戸らしいお店でお迎えしたいと思い、神戸港の夜景を堪能できるイタリアンレストランを予約した。

待ちに待った当日だが、私は仕事の関係で、すこし遅れて合流することになった。
会場に着いた時には、開会からすでに小一時間がたっていた。ハーバーランドの夜景を見下ろすテーブルには、「日向牧場直送のチーズ盛り合わせ」と「明石産タコのマリネサラダ」が並び、お酒も入ってお話が盛り上がっているようだった。

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お三方ともに初対面なので年甲斐もなく少し緊張したが、お目にかかってみると皆さん気さくな方で、旧知のようにすぐに馴染むことができた。

差し障りがあってはいけないので詳細は省くが、八少女夕さんは明快でスタイリッシュな方、大海彩洋さんは柔らかさと芯の強さが同居なさった方、山西先さんは頼りがいのあるしっかりとした方という印象を受けた。

着席早々に、八少女夕さんからお土産をいただいた。
ポートワインの小瓶、可愛らしい石鹸とボディジェル、チョコレート、生ソーセージ(?)そしてカードである。石鹸とボディジェルは、ご自身の作品「Infante323」で主人公の青年「23」が使っていたもの、カードは拙作「フェアリーテイルズ・オブ・エーデルワイス」をイメージされたものという。
いずれもセンスが良く、心配りの行き届いた品ばかりだった。

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お腹が空いていたので、自己紹介もそこそこに「日向牧場のフレッシュモッツアレラのマルゲリータピザ」と「ピリ辛アラビアータソース リガトーニ」を追加オーダー。
下戸の私は、ノンアルコールカクテルのシャーリーテンプルにしたが、お三方は赤ワインのグラスを傾けている。

社会経験を重ねた方ばかりで会話は多岐にわたったが、それぞれの小説の話になるとがぜん熱気を帯びるのは、物書きの宿命かもしれない。
limeさんやけいさんが電話で飛び入り参加もしてくださり、会を盛り上げていただいた。お二方とも、ありがとうございました。

大海彩洋さんは、オーストラリアから帰国なさっているブロガーの けい さんからのお土産のチョコレートを、お持ちくださっていた。
店が空いていて、ホールスタッフもあまり干渉してこないのをいいことに、チョコレートを開封。
モザイク状に割れるチョコの中にグミやM&Mみたいなチョコがアレンジされた、ポップなものだった。

とても楽しい時間だったので、ほんとうにあっというまに過ぎてしまい、ラストオーダーの時刻になった。
メインディッシュがなかったので「神戸ビーフの赤ワイン煮込みと半熟卵のココット」をオーダーし、ドルチェは「ティラミス」にした。ココットより先に、ティラミスがサーブされたのはご愛嬌。

話し続けるうちに閉店時刻になったので、夜景をバックに記念撮影をしてお店を出た。
まだまだお聞きしたいことや、語り足りないことも多かったので、ぜひまたこういう機会をつくりましょう、と名残を惜しみつつおひらきとなった。

ネット上での交流も良いが、同じ趣味を持つお友達と顔を合わせてお話するというのは、やはり格別である。
今回、このような機会をつくっていただいた、八少女夕さん、大海彩洋さん、山西先さんに感謝したい。
ほんとうにありがとうございました。お約束のとおり、またやりましょう。
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Author:TOM-F
 
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